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Time Waits For No One [back number:2012]

2012/12/28

渋谷のヒカリエという新たな
ランドマーク的な建物内にできた
シアターオーブにて

劇団新感線の
「五右衛門ロック Ⅲ」を見る。

演劇には疎い自分ながら、
電車の中吊り広告を見て、

そのキャストに興味を持ち、
一度見てみようと思い
サイトを確認したら、

残り少ないチケットを扱う
最終先行発売で3階席の
最前列が取れたので即購入、と。

この劇団の名前は
ずーっと知っていたし、
関西の大学の学生劇団から
メジャーな存在になり今に至る、
なんてストーリーも素敵だなーと
思っていた次第。

なんの先入観もなく、
場内に着席すると、
AC/DCが客入れのBGMとして
流れたり、

開演タイミングでは、
ジューダスプリーストの
知る人ぞ知る曲が流れたり、と、

劇団中枢の人の
ハードロック、メタル好きな噂は
本当だったのだな、と。

客層は
ほとんど20代、30代中心の女性

2部構成の芝居の
ストーリー自体も
非常にわかりやすく、

笑いの場面も多く
最後には明るい気持ちになって
終わるのも人気の秘密なのだろう。

3階席のため、
音響的には一部
聞き取りづらいところもありつつ、

まぁそれ以前に役者さんの
声量、発声にも問題はあるのかもだが、。

客演の若手男女2人の
歌や踊りのキラキラ感含め
楽しめるものだったかと。

個人的に注目の
麿赤児さんはやはり存在感が違うし、

村井國夫さんとか、
芝居ができる役者さんがいると
劇が締まるなー、と。

劇団中枢の役者さんでは、
マローネ役の高田聖子さんの
怪演が印象的、。

もちろん主役の
古田新太さんの余裕たっぷりな、
軽いタッチも良いのだが、。

もっと昔、彼らがギラギラと
学生演劇している頃に出会いたかった。

自分はその時期関西にいたのだし、、。
(M)

2012/12/13

前日のMSGに続き、
今度は市内からは電車で20分ほどの
プルーデンシャルセンターという
比較的新しめなアリーナに
ローリングストーンズのライブを見に行く。

今回は2泊4日の行程で、
ストーンズの結成50周年ライブを
見ることをテーマにいろいろな旅程を
考えていたのだが、

運良く
121212コンサートのチケットが取れたので、
ストーンズは翌13日のライブへの参加と。

この50周年ツアーは、
イギリスで2回、アメリカで3回の計5回の
ライブだったのだが、

各日、
大物ゲストが登場したりのお祝い
ライブだったりで、

最終15日のライブには、
レディーガガ、
ブルーススプリングスティーンという、
ストーンズとどうコラボするのか、という
意外な豪華ゲストが決まりつつ、

13日のライブのゲストは当日まで
ゲストが発表されなかった。

過去、海外では、
89年LAのスタジアムで4回、
その後のツアーで
オークランドのスタジアムで1回見ていて、

ストーンズライブ目的の
海外渡航は3回目、通算6本目の体験に。
(前日ハリケーンエイド入れてなら7本目)


今回も、
イギリスのバンドをイギリスで見るという
長年の夢はかなえられなかったが、

NYのストーンズは本気度が違う、
という話の真偽をこの50周年タイミングで
確かめることになった。

とはいえ、
チャーリーが71歳、ミック、キースが69歳、
ロンが65歳、と、もうすごい領域なので、
NYだろうがどこだろうが、本気で臨まないと
ライブが成立しないはずなのだが。

今回のチケット代は、
各所で言われている通り、
アリーナ最前のスタンディングが
20万円!含むとんでもない
チケット代なので、

普通は、
全世界で生中継されている、
ペイパービューを利用して
自宅のソファでリラックスして
見るのが賢明。

私のチケットも、
スタンド席ながら、
過去自分が購入した音楽コンサートで
もっとも高い正規チケット代金、、。

事前の座席表チェックでも、
ステージがかなり近めに見えるグッドシート
なので、この値段はストーンズへの
ご祝儀みたいなものと考え、
それはそれで良しとしつつ、。

早めにアリーナの近くに到着しつつ、
19時に開場するまでグッズを
購入したりして過ごしつつ、
開場と同時に入場。

まずは実際の座席を確認したが、
1Fスタンドキースサイド前方寄り、
ステージが見やすく一安心。

前日はアルコールを口にせずに
ライブを見たが、
今日はコロナビールを1本だけ購入、
ライブ中もちびちびと。

客層は40代後半から50代が中心で
60代もそこそこ。

平日でもあり、
ボチボチ客が集まるのだが、
場内のガヤガヤ感の中の
「祭」ムードの漂い方が相変わらず凄い。

開演予定時間の20時30分に、
ミックのマイクスタンドの足元に
今どきながら紙のセットリストが貼られる。

スタンドからアリーナに向かう通路には
VIPパスを貼ったモデル風容姿の美人も多数。

というか、目を引く美人は
パス貼ってる、のほうが正しいか。

20時40分、
ステージ上で
楽器の確認が最終段階に。
客も8割以上が座席に。

20時50分に
場内ヴィジョンで著名人、ファン含む
ストーンズ賛美の紹介画像がスタート。

イギーポップ、ニックケイブ、
エルトンジョン、Mスコセッシ、
Jデップ、ピートタウンゼントなどなど。

そして、引き続いてのオープニングは、
75年のLAライブばりに
アリーナを「シンパシー」風な
パーカッシブなSEとともに
お面をつけたダンサー(?)が周回、

チャーリーのドラム台の後ろに
メンバーがスタンバイするのが
私の席から丸見えなのだが、
皆余裕の表情。

そしてライブは
「ゲットオフ~」からスタート。

やはり、序盤はエンジンかかり遅めで
演奏のスピードもゆったりめ。

ミックはきびきび、キースはあまり動かず、
ロンは以前見た時よりギターをちゃんと弾く風、
チャーリーは姿勢良くいつも通り(?)。

毎回女性ゲストが出て歌唱の
「ギミーシェルター」は、
今日はゲストはなく、
レギュラーサポートのリサが渾身の歌唱。

ロンは「パーティー」と
プリントされたTシャツ、
キースはアズキ色Tシャツに黒ベスト。

今日はゲストは公表されてなかったので、
121212コンサートから誰か出るのかなと
思ったら、いきなりジョンメイヤーが
出てきて「リスペクタブル」に。

危なっかしい演奏の新曲2曲もありつつ、
その後のメンバー紹介時は、
チャーリーのドラムセットの後ろの
ついたてに、メンバーが隠れつつ
立ったまま休憩しているように見えたが、

ミックがサポートメンバーを紹介すると
指笛を吹くチャーリーの姿。

ここまでで1時間。

キースコーナー2曲を経て、
お待ちかね、「ランブラー」で
生ミックテイラーの登場。

まんまると太った体型に
歳を重ねたごつい手、太い指、、。

テイラーはロンを見ず(無視?)、
チャーリー、キースばかりを見て演奏。

ほんの5年しか在籍してないのに、
その後37年在籍のロンよりいいとこどり、
ロンの心中やいかに。

テイラーが下がり、
その後はキラーチューンが続き、
コンサートの終わりが近いことを
予感させつつ「シンパシー」が登場。

自分が学生の頃、
ストーンズのシングルレコードで
一番何度も聴いた曲。

来る日も来る日も、
朝から晩まで聴いていた時期も。

ライブでは退屈だとの評もあるが、
独特の浮遊感にいつものせられてしまう。

キースのヘンテコなギターソロも健在。

そしてメンバーがステージからはけつつ
本編終了。

アンコールでは意表をついての
レコーディングバージョン同様の
クアイヤコーラス入りの「YCAGWYW」

そして最後は「JJF」から「SF」の必殺締め。

アンコールではキースが
2度花道を歩きつつ演奏。

前日のMSGでも
そうだったが、
「JJF」のリフのキレが良い。

最後はテイラーこみで
全員整列での挨拶。

23時8分に「祭り」が終了

「ブラックアンドブルー」に収録の
「チェリーオーベイビー」の
オリジナル音源が流れる中余韻に浸る。

おじいさんになり、
しわくちゃな顔、白髪、薄毛になった、
以前よりスローモーションな演奏や動きの、
ストーンズをHD画質のテレビ画面や

PC画面で見たくもないし、

やはりナマだなー、と。

本来は、50周年のお祝いと、
ある種の感謝、ある種のさよならを
言いにきたはずだったのだが、

ストーンズだけが出現させることが
できるあの音空間、あのムード感を
再びナマで体験できて、
NYまで見に来て良かったな、と。

演奏された楽曲の中では、

「ワイルドホーシズ」、「ダイス」、
「ホンキートンクW」が特に良かった。
これも今までにない感覚。
特に「ワイルドホーシズ」はしみた。

ありがとうストーンズ!
(M)

2012/12/12

NYはマジソンスクエアガーデンで
121212と銘打たれた
ハリケーンサンディ関連のベネフィット
コンサートを見る。

発表から1か月もないくらいで
本番日というスピード感、
地元の英雄系のミュージシャンも含む、
欧米の大物アーティストのラインナップ。

奇跡的にチケット発売日に
チケットマスターUSAとつながり、
ストーンズのライブと絡めての
渡米を完全に決意、と。

成田からJFKに到着し、
そのまま寝ずに時間を過ごし、
会場入り。

アリーナとかは噂では
数十万のチケット代と聞いていたが、
基本は各オフィシャル協賛企業がチケットを
買い取っている形なのだろう。

当然のごとく、
いわゆる白人系の30~40代、50代の
客層がメイン。
トップはいきなりボスこと
ブルース・スプリングスティーン、

以前同じNYのシェイスタジアムで
見てからかなりの月日が経ち、
その間にEストリートバンドメンバーも
2名がこの世から旅立ちつつ、

再編されたEストリートバンドは、
パーカッションにコーラスまで従えて、
さらに大所帯なバックバンドに。

気合、歌唱はいつも以上の御大。

「ボーン・トゥ・ラン」ではこの後出番の
ボン・ジョヴィのメンバーと早くも
セッションで、場内大盛り上がりに。

個人的にはこの大人数での
この曲の演奏には違和感も、、。

続いては
ロジャー・ウォータースが登場、
いきなりのピンクフロイド代表曲連発が圧巻。

「コンフォタブリーナム」では
パールジャムのエディー・ヴェーダーが
ゲストボーカルで登場。

マジで超感動。

この昂揚感、、音楽は凄い。

続いてのボン・ジョヴィでは、
今度はブルース・スプリングスティーンが
ゲストで登場。

めまいがしそうな展開。

何気に日本人が思う以上に、
ボン・ジョヴィは大人気で
ヒット曲では大合唱が起こる。

エリック・クラプトンは
三曲で渋目、あっさりめ。

急きょ追加発表の
ストーンズは2曲のみの演奏で、
アッパーチューンを軽く、と。

翌日に単独ライブを控えるだけに、
肩慣らし風ではあったが、
「JJF」のキースのリフにはキレがあった。

そして、再び地元のアリシア・キーズが
登場で弾き語り。

彼女の真っ正直さが出ていて、
それはそれで良いが、
客席との距離は少しあった気も。

ザ・フーは今展開している
「四重人格」ツアーの流れを踏襲したセットリスト。

やや「ベルボーイ」でひいた客を
代表曲3連打で呼び戻したりしつつ、

ロジャーが高い声域が出ないところを
ピートのヴォーカルがカバーしていた。

ここらへんからは、
残りの出演者をイメージしつつ、
出番予想も急ピッチ。

まぁトリはポールだろうけど、
カニエとかデイブ・グロールはどこで
出るのだろう?とか。

今回のラインナップの中で、
浮いているなー、
どこに出るんだろうと思っていた、
カニエウエストがここで登場。

クラッシックロックを聴きに来た
白人客相手に、
おそらくは普段通りであろう
30分のヒップホップショーをやりきる。

MCなし、最後はマイクを投げ捨てつつ退場。

ブーイングしたい客も多数だろうが、
ライブの性格上それもできず、
会場内の彼のライブが終わった時の
安堵感たるや、、、。

しかし、彼としては正しいなと。

その後、ビリー・ジョエルが
余裕な感じで、皆の求める名曲の数々を披露。

そしてコールドプレイから
クリス・マーティンがステージ袖のサブステージで
ギターとピアノで弾き語り、

突然の元REMのマイケル・スタイプ登場での
「ルージング・マイ・レリジョン」で
またまた大合唱。

そして、レジェンドの中のレジェンド、
ポール・マッカートニーが
大トリで登場。

さりげなく、ダイアナ・クラールが1曲だけ
ピアノを弾いたりしつつ、

元ニルヴァーナ、フー・ファイターズの
デイヴを呼び込んだと思ったら、
他の元ニルヴァーナのメンバーも登場で

1曲新曲をセッション、、。

ポールにしては激し目な曲調で驚きつつ、
ポールもカートと同様にサウスポーなので、
遠目に見ると、、、、なんて、変な気持ちに。

最後は再びアリシア・キーズをステージに
呼び込み、彼女の代表曲かつニューヨークを
歌ったアンセム
「エンパイア・ステイト・オブ・マインド」を演奏、

この曲、もっと盛り上がるかと思いつつ、

長丁場のライブイベント、
終電時間を大幅に過ぎていたこともあり、
客の反応もややあっさりした印象で、
アリシアも結構マジであおる感じに。

そしてイベント全終了。

なんと19時30分にスタートして
25時20分に終了という大イベントになった。

募金を集めるための
コンサートなので、
当日の模様は、
全米生中継はもちろん、
ネットでも世界中で見れたのだが、

各演奏者のステージ転換は全て10分で終了、
そして、その間、会場の客も、TVで見ている客も
飽きさせない演出や、地元のヒーローをたたえる
コーナーでの場内の自然な
スタンディングオベーションなど、
いちいちさすがだなーと。
(M)

2012/11/15

中島みゆきさんを
国際フォーラムにて見る。

今回はニューアルバムの
「常夜灯」をリリースしてのツアー。

夜会と通常のコンサートツアーが
毎年交互に入れ替わりつつの、
今年は通常のコンサートの年。

定期的にみゆきさんの
通常のコンサートを見るようになって
3回目のツアーなのだが、

数ある名曲群の中で
何が聴けるのかが
とても楽しみなライブ。

直前のニューアルバムが
ややおとなしめなサウンドスタイル
だったのもあり、

ライブの方も、
中盤とか特にちょっとアダルトな
(十分大人だが)
感じの演奏が続いたような気も。

個人的には、
冒頭の「空と君のあいだに」から、
序盤の「化粧」、
終盤の「世情」なんて曲の
登場に驚いたが、

いつもの、
オペラ歌手かと思うような
ド迫力歌唱系少な目ながら、
バランスの良いセットリストに、
こんなみゆきさんも良いなーと。

一部最後の、
新しいアルバムからの「風の笛」で、
みゆきさんが赤い笛を
3回吹いたのが妙に印象的だったり、

2部の最後、これまた
新しいアルバムの中で
一番好きな「月はそこにいる」で
じわーっと感動したり、

アンコールラストの
「ヘッドライト・テールライト」の
やさしい歌唱の余韻がしみたり、と。
(M)

2012/10/29

パシフィコ横浜にて
吉田拓郎さんのライブを見る。

3年前の、
「生涯最後のツアー」を
どうしても見たくて、

大阪公演のチケットを手に入れ、
まさに会場に向かおうかとした時に、
キャンセルの連絡があって、
そのままツアー自体が中止に、、、

という時以来の
関東近郊4本だけのミニツアー。

3階1列目という
ステージを見下ろすような場所だったが、
その分落ちついてじっくり見ることができた。

ロビーでも感じたが、
開演前に1階席を見ると

当然のごとく
拓郎さんと同世代を中心に
50、60代の人も目立つ

定刻を少し暗転、
ご本人がステージセンターに登場、

基本は新しめの曲中心の
ライブになるだろうと思っていたところで、

冒頭、軽く弾き語りで
元気な歌声を聴き、
場内が安心したような空気に包まれた後、

バックバンドが登場して、
いきなりの「落陽」のイントロに会場が爆発。

自分の好きな拓郎さんの曲は
いくつもあるが、
その中でも、1、2を争う曲の登場で、
冒頭にして早くもチケット代分の
達成感を味わってしまうという展開。

その後は数曲演奏しては
シニカルめなMC、という繰り返しで、
要所に往年の名曲を配置して、
アンコール入れて2時間20分ほどのライブが終了。

心と身体のバランス系からくる体調不良で、
ツアーどころか、
もう本当にライブをしないのでは?と噂されていた
拓郎さんだったので、

ご本人もMCで言っていたけど、
こんなショートツアーくらいで良いから、
これからもちょくちょくライブを
してほしいな、と。
(M)

2012/9/24

渋公にて結成30周年のエイジアワンマンを見る。
それぞれのバンドで凄いキャリアを持つ、
いわゆるプログレッシブロックの人たちの
結成した「スーパーグループ」が、

そのファーストアルバムで、
非常にキャッチーかつコンパクトに
まとまった作品を出して全世界で大成功。

日本の多くのプログレファンは困惑、みたいな中、
自分もそのファーストアルバムを聴いた時は、
「なんだこれは、、、商業主義に魂を売り渡してる、、」

なんて、今考えると恥ずかしさの極みのような
感想を持ったことを覚えている。

そして、初来日がいきなり大阪城ホールで、
それも全世界に生中継なんて話だったのに、

直前でヴォーカルが脱退、
その代役がこれまたプログレ界の
顔役であるグレッグレイクになり、
凄く驚いたことも覚えている。

月日が流れて30年。

その間、オリジナルメンバーでの
再結成も行われ、スタジオアルバムの
リリースもあり、日本にも数度来日していたのだが、

今回ようやくライブを見ることができた。

席は2階中央から少し上手よりの3列目くらいで、
かなりステージが見やすい位置。

しかしまぁ、予想通りの客層で、
自分も含めて50歳前後の男子の多いこと、、、。

コンサートは、
ヒット曲中心に、最新アルバムの曲、
それぞれのメンバーのソロパートなども
まじえつつ、アンコールこみで
1時間45分くらいで終了。

ヴォーカルのジョン・ウエットンの
声の調子が絶好調で、
2曲目で早くも
「キミタチサイコダヨ」も飛び出し、

ギターのスティーブ・ハウの
決めのドヤ顔、

ドラムのカール・パーマーの
ドコドコドラムと、銅鑼打ちも見れて

良い意味で終始ニヤニヤして
見ていたと思うが、

演奏的にはワールドツアーの
序盤でもあり、あぶなかっしい場面も多々。

しかし、
一番好きな曲でヒット曲が
ヴォーカルとキーボードの二人による
形式で演奏されたのが本当に残念で、
「それはないなー」と
内心つぶやきまくりに。

それはそれとして、

自分の前の席のご婦人が、
昔の曲になると、やたらハンカチを
目に当てていたのが印象的で、、。

プログレッシブどころか、
そんな懐メロナイトな感じもまたよし、と。
(M)

2012/7/21

アナハイムエンゼルスの
ホームゲームで、
生れて初めてのMLB体験をする。

お目当ては
エンゼルスではなく、
レンジャースの先発ダルビッシュだったり
するのだが、

どうにかこうにか
各種のサイトでのリサーチをしつつ、
彼の登板日タイミングで現地にいられる
スケジュールを組んだ。

せっかくの観戦ということで、
ダイアモンドクラブなる
バックネット裏のチケットを購入、
現地に在住している友人と
一緒にスタジアム入り。

その席専用のレストラン、バーエリアもあり、
早くもここはアメリカンスポーツの会場だなー
という気分に。

シーズンゲーム中で、
地区の1位と2位の戦いながら、
ゲーム差が5つも離れていたので、
客席は半分ほどの入り。

自分の席はかなり前の方で
下手したら中継の画像に映るのでは、
くらいの至近距離からの観戦に。

試合は、序盤からエンゼルスの
先発ピッチャーの調子が悪く、
強打のレンジャース打線が大量得点。

立ち上がりに不安のある
ダルも序盤をうまく切り抜けて、
そこからはある種安心して見れた。

自分の隣の地元の
エンゼルスファン軍団は、
とにかく声援というか野次というかを
良く通る声で叫び続けていたが、

ダルはこちらでも認知されているようで、
投球リズムを狂わせようと、
名前をいじりながらの野次を連発、
思わず吹き出しそうに。

ダルは7回までの三振ショーで降板したが、
エンゼルスに在籍している元ジャイアンツの
高橋がリリーフで登板したり、

試合終了時のハイタッチでは、これまた
元ジャイアンツの上原の姿が見れたりで、
ドラゴンズファンの私ながら
なんか得した気分も。

よく言うところの
日本のプロ野球と、
メジャーリーグベースボールは違う
というのは、

スタジアムに入る前の球場周辺に
集まってくる家族連れを見るだけでも
感じられたし、

変な応援歌とかのない
静かな観戦の雰囲気や、
各種の売り子の動きや、
国家の斉唱、
7回の「TAKE ME OUT TO
THE BALLGAME」を
皆で歌うところなどなど、

神経質で細かい、
日本のプロ野球にない
おおらかさが非常に心に残った。

LAの澄み切った青空の下の
デーゲームだったというのも
大きかったが。

また何かの機会に
日本人選手の奮闘を見てみたいと
思った。
(M)

2012/7/20

前日のグリークシアターに続き、
今度はハリッドボウルでの
ソウルレジェンド、スモーキーロビンソンの
野外ライブを見る。

こちらは15,000人にもならんとする
キャパの由緒ある会場。


最前列は完全なるテーブル席、
2ブロックめ、3ブロック目は
4人1組のボックス席で、

折り畳みテーブルを
セッティングすると、
向かい合って食事ができるという
日本では考えられない会場設定。

ボックス席の客は、
皆それぞれ、
食事、アルコール等を持ち込み、

また持参しなくても、
売店や併設のレストランから
ちゃんとしたサービスが受けられる仕組みに、
しばし感心。

皆ゆったりと食事をし、
語り合い、夕暮れ時の開場時を
過ごしていた。

客席は8,000人くらいはいるのでは?と
思わせる入りで、前日同様に
白人層のカップルなどが目立ったが、

自分の席の前のボックスの、
50才前後の白人夫婦2組の、
食事をしたり、ワインを飲んで語るさまが、

その倦怠感も含め
いつか見たアメリカ映画のようだった。

ライブ自体は、
ハウスバンドとフルオーケストラとの
ジョイントをうたいつつ、

まずはオーケストラが3曲ほど演奏して
いったん引っ込み、

その後再びのセッティングの後に、
スモーキーのライブがスタート。

モータウン設立50年が過ぎて、なんて
MCもありつつも、

スモーキー自身が
72歳の高齢と思えない、動き、声で
はつらつとしたショーを展開。

数多くの代表曲、モータウンのカバー、
そして彼の最新のアルバムの曲からと、
バランス良く進むステージだが、

いまだに健康的なセックスシンボルの
イメージをアピールしているあたりも驚く。

途中、ストーンズのミックジャガーは、
こういう風になれたらよかったのになー、
なんて思ったり。

終盤の
「トラックス・オブ・マイ・ティアーズ」で
ハイライトを迎え、
1時間40分ほどのライブが終了。

ポジティブなヴァィブスに
浸ることのできた夜だった。
(M)

2012/7/19

LAのグリークシアターで
ソウルのレジェンド、アル・グリーンを見る。

この日は
野外シアターでのライブで、
日比谷野音を大きくしたような会場も
9割方の入り。

前座の白人ソロのライブが終わり
21時を過ぎたくらいで登場。

基本的な編成のバックバンド、コーラス隊を
従えてのソウルショー。

本人の横の机に、
ステージドリンクとともに並べられた
無数の赤いバラ。

それを歌いながら、
客席前方のご婦人たちに
どんどん投げ渡していく。

60歳代後半のはずだが、
声量、歌唱とも、
聞いていて苦しくなることもなく、
ステージ回しも含めてさすがの
安定感。

詰めかけた客はやはり白人のある程度の
年齢層が目立ったが
曲間のMCで客を笑わせること
笑わせること。

本編最後に
必殺のキラーチューン
「アイム・スティル・イン・ラヴ・ウィズ・ユー」
「レッツ・ステイ・トゥゲザー」
連発で1時間ちょいのライブは終了。

最近の彼は、
ディナーショー的な会場でのライブが多いせいか、
野外の由緒ある会場でも、
そのムードは変わらずだったが、

キラーチューン2曲を聴くために
わざわざ渡米したのもあり、
それだけで大満足の夜に。
(M)

2012/6/14

クラブチッタで、
リユニオンしたUKのライブを見た。

今回は33年ぶりとなる、初来日時の
トリオ編成にての来日となったが、

ここ数年はエディ・ジョブソンのプロジェクト、
そして昨年はジョン・ウェットンを交えての
UK名義での来日などもありつつ、

今回は、満を持して(?)、
ドラムスのテリー・ボジオが参加の、
まさに伝説のライブ盤
「ライブインジャパン」のメンツでの
UKとなった。

UKは2枚のスタジオ盤と1枚のライブ盤で解散。
そのスタジオ盤も、1枚目から2枚目で、
4人組からギターレスのトリオになるなど、
メンバー、アプローチが変わったという
プログレバンド。

プログレ人気いまだ衰えずの日本では、
リリース数の割に神格化されているバンドだけあり、
今回は追加公演含め川崎5公演が全部ソールドアウト。

開演前の場内も、
往年のプログレファンを中心に、
テリー・ボジオ最強伝説の証人となるべくの
静かなる熱気が。

基本的にオリジナル曲の数に限りがあるので、
さらっと終わるのかと思いきや、
終わってみれば、
2時間にも及ぶ熱演(まさに熱演)だった。

ボジオの現在の奥方が日本人の方らしく、
そのブログなどでも裏情報が読めるが、

久々のメンバーとの再会、
そしてライブと、皆、明らかに
齢を取ったものの、
(ボジオは60才越え)

いざ音を合わせれば、
昔の輝きを取り戻すかのような
スリリングなライブとなった。

しかし、まぁー、ボジオのパワフルなこと。

バンドのアンサンブルが空中分解寸前
(実際いくつかの曲では分解していたが)
までいくかのような、ある種むちゃくちゃな
ドラミングだった。

何気にどうかなーと思っていた
ジョン・ウェットンのヴォーカルも、
そこそこちゃんとしていて、
これならば一度エイジアも見てみたいな、と。

最近は、大学生時代に
熱心に聞いた音源を改めて
聞きなおすことが多いが、

そんな彼らのライブインジャパンを
この目で見れる日が来るとは、と。

できれば日本青年館で見てみたかったが、
それは贅沢な話、、。
(M)

2012/4/13

渋谷AXにてアーチエネミーの単独公演を見た。

仕事の流れのでアックス到着だったので、
前座バンドはほとんど見れず、
2階席で転換などを眺めながら、
開演の時を待つ。

1階フロアは、
黒Tと男が本当に目立った。

アーチエネミーは
昨年のラウドパークにて
初めて見たのだが、

そのインパクトにやられて、
一度単独公演を見てみたい、ということで
チケットを購入した次第。

初ライブ後、
CDを2枚購入、
最新のものと、初期の曲を
今の女性ボーカルが歌うリメイクベスト
のような作品なのだが、

スタジオ盤よりは
ライブで魅力が輝くバンドだな、と。

今回は、
直前に2人のギタリストのうち、
1人が脱退で、

急きょ新たなギタリストが
参加してのライブとなったが、
これがまた指がバリバリ動く動く。

シャイなステージングも好印象で、
濃いキャラ揃いのこのバンドには
ちょうどマッチしているかと。

基本的なステージ構成は
ラウドパークと同様なので、
初見の時のような
衝撃はなかったが、

良い演奏に、熱いオーディエンスと、
いいライブを見せてもらえてよかった。
(M)

2012/3/24

NYのビーコンシアターで
オールマンブラザーズバンドのライブを見た。

毎年恒例の春のワンマン公演、
過去、何回か見れそうなチャンスもあったのだが、
今回、念願かなってビーコンシアターに。

会場内は、
ストーンズの映画でもおなじみの、
素敵な雰囲気。

2階席からもステージが見やすく、
その時を待つ。

客席は本当にバンドとともに青春を
生きたような、昔はタフでワイルドな
青春を生きたような男女ばかり。

月日は残酷で、
今は皆その面影もなく、太った腹で
ビールをぐいぐい、階段を上るのも
ぜーぜー、みたいな。

ライブはウォーレンとデレクのギター二人が
ガンガン引っ張る形で、

グレッグは下手のオルガンの中で、
存在の象徴よろしくそれを見ながら
地味なプレイを。

たまに彼が曲を歌うと、
あぁ、オールマンなんだ、と思ったり。

そんな中、
中盤のアコースティックセット後に、
グレッグが腕の不調を訴え、
ステージから退場、、。

そのまま戻ることなく、
彼不在のちょっとしたドタバタのあとに
アンコールも終演。

退場直前の
アコースティックコーナーでは、
ニールヤングのカバーとかで
ギターを弾いていたが、

それがもとで、筋でも違えたのか、
キーボード席に戻っても
しきりに手をさすっていたし。

帰国してオフィシャルサイトを見たら、
翌日は、このビーコンシリーズの千秋楽にも
かかわらず、本人不在でライブは行われた、と。

ライブ会場を出たら小雨も降っていて、
なにやら寂しげなNYの一夜となってしまった。
(M)

2012/2/10

ZEPPにエヴァネッセンスを
見に行く

去年の後半によく聴いた
サードアルバムのリリースツアー。

前座の日本のバンドが終わり、
20時に暗転、意外にあっさりな
オープニングからライブがスタート。

ハードロックというよりへヴィメタルライクな、
ド迫力の男性バックバンド陣を従えたエイミー嬢は、
二の腕のたくましさも含め、ゴスの女王というよりは、
気の良いロック姉さんのような感じかと。

若干ヴォーカルが不安定になるシーンも
あったが、そんなのは些細なことで、

最新アルバムを中心に、過去の代表曲も織り交ぜ、
時おり本人によるピアノの演奏も交えながら、
本編アンコール含めて1時間半くらいであっさり
終了。

この手のサウンドスタイルに、
日本人が取り組んでも、
なかなかに地面から湧き上がるような
迫力を持った形にならないな、
というのを見せつけられたライブだった。

(M)

2012/2/5

アメフト(NFL)を見るようになって
30年を超えるが、その間ずーっとどこか1つの
チームを応援しつづけていたわけではなく、
その時期その時期のスタープレイヤ—を中心に
このスポーツの魅力を追いかけてきた。

モンタナ、エルウェイ、ファーブと言った
スターQBはもちろん、ランニングバックや
ワイドレシーバーのスターの数々。

以前、生で観戦できたのは、
20年以上前に、
たまたまNYに旅行に行ってた時の、
ジャイアンツスタジアムでの
ジャイアンツとバイキングスの試合で、
当日のジャイアンツのQBはシムズで、
このシーズンはスーパーボウルでも優勝した。

その後、ロンドンで
カウボーイズのオープン戦を
QBエイクマンの時に見たりもしたが、
ここ10年以上はペイトリオッツを中心に
毎シーズンをテレビ観戦していた。

現在のQBのブレイディの前の、
ブレッドソーの時代ぐらいからとなるが、
特にヘッドコーチがべリチック、そして
QBがブレイディとなる現在の最強のチームと
なってからは、いつかは、生でペイトリオッツの
試合を見てみたい、というのが目標となっていた。

変なロックスターよりクールでロックしている
ブレイディと、感情をほとんど表に出さない
指揮官のべリチック。

その間、チームはスーパーボウル制覇3回、
そして4年前はスーパーでの劇的な敗戦などありつつ、
その後は、ブレイディの怪我による故障、
チームの顔ぶれにも変化がありつつ、
若いと思っていたブレイディも30代を超え、
いよいよ円熟に向かう年齢となっていた。

そんな折、今シーズンも序盤はかなり
危ういチーム力だったが、その後、なんとか
勝ち続けてプレーオフシリーズに突入、

なんとかスーパーボウル1つ前の
カンファレンス優勝戦までこぎつけて、
これまた薄氷の勝利でスーパーボウル出場、

対戦相手は4年前の劇的敗戦の相手である、
ジャイアンツとなり、
「さぁ、どうする、自分」
という局面に追い込まれて2週間。

行かないと一生後悔するなーなんて
やや大げさに考えて、結局、試合の
行われるインディアナポリスへの
機上の人となった。

全米最大のスポーツイベントでもあり、
アメリカ人ならば一度は生で見てみたい、
というイベントなので、ホテルは取れないは、
取れても高いわ、開催場所が寒冷地だわ、
みたいなのもあり、

今回はワシントン経由でインディアナポリス入り、
宿はモーテル並みなホテル、そして、試合後は、
そのまま、深夜のグレイハウンドバスでシカゴに
移動して、みたいな強行軍の3泊5日の旅になった。

試合当日は同じく日本から来た筋金入りの
NFLファンの親子(70代のお母さんはカウボーイズ、
息子さんはペイトリオッツファン)と一緒に行動。


前日、当日のテレビはどこもかしこも、
スーパーボウル1色、当然街の中も
スーパーボウル1色だった。

対戦チームのユニフォームや各種のウェアを
着たファンから、開催地のコルツのファン、
それ以外のチームのファンなど入り乱れつつも、

厳重なセキュリティラインを突破して、
試合会場のルーカスオイルスタジアムに
2時の開場と同時に入場。
あとは、キックオフを待つばかり、と。

練習の時間になり、
選手がフィールドに登場し始めるころから
徐々に盛り上がりつつ、
こちらは、試合を集中して見るべく、
早めに1杯だけビールを飲んだり。

そして、18時を超えて、
いよいよ各種のオープニングセレモニーが
スタート、18時30分にキックオフと。

比較的新しいインドアスタジアムなので、
快適な観戦環境の中、自分の座席は
ペイトリオッツ側のエンドゾーン側の
アッパー(最上段)のシート。

隣はペイトリオッツファン、前に
ジャイアンツファンという座席。

全体的にややジャイアンツのファンが
多かったかと。

エンドゾーン裏からの観戦で、
いつものテレビ観戦とは違った視線にはなるが、
逆に、両軍の選手や、コーチなどの表情も、
双眼鏡で見れる座席なのが個人的には良かった。

試合は波乱含みの展開、
前半はジャイアンツは押し、
後半はペイトリオッツが逆転、
ブレイディのブレイディたる冷静かつ
テンポの良い攻撃にしびれつつ、

後半、あともうひと押しができれば、
明らかにペイトリオッツの勝利が近づく展開を
ものにできないシーンが続き、

ここからがアメフトの醍醐味の1つである
時間との戦い、選手、コーチ含むスタッフの
メンタルの戦いがスタートと。

当然、見ている側も、その状況を理解しながら
観戦となるので、かなり追いつめられる状況となる。

そして、残り時間がほとんどない状態で
ジャイアンツが逆転、スタンドのペイトリオッツファンも
敗戦をほぼ覚悟しつつ、奇跡が起きることを祈る展開。

あと1分を切り、
3回の攻撃がつながらず、
4回目の攻撃が成功しないと、
試合終了という場面。

選手もコーチもファンも、皆ほとんどが
敗戦を覚悟して闘う苦しい状況の中、
ブレイディはパスを成功させ、あと数度の攻撃に
望みをつなげた。

そのメンタルの強さが本当に胸に染みた。

そして、残り時間にできる最後の攻撃である、
神頼みのパスをエンドゾーンに向けて投げる。

両軍選手が入り乱れる中、
自分のいるエンドゾーンに向かって
放物線を描きつつ飛んできたボールに
誰かが触れ、そのボールがグラウンドに
落ちてゲームは終了。

やや放心状態気味にしばらく座席に座り、
各種のセレモニーなど眺めつつ、

その後試合会場をゆっくり後にした。

ひいきチームが負けたら、
すぐに会場を後にするにが常だが、
今回は祭りの後の余韻に浸った形に。

ブレイディならびにペイトリオッツの
勝利を見ることはできなかったが、
2Q終盤のブレイディらしいテンポの攻撃、
試合のラストで見せた彼の意地など

3時間を超える緊張の連続、
だれることのないゲームに個人的には
大いに満足した。

次回のスーパーボウルは
過去に一度行ったことのある、
ニューオリンズで開催、

空港から市内に入る時に
タクシーの窓を開けて感じた風、
ラジオから流れてきた聴いたことのない
素敵なソウルの曲、

いい街だったなー、なんて思いつつ、

それはそれとして、
今度はペイトリオッツの
ホームのボストンでの試合を見てみたい、
と思った夜。

(M)

2012/2/1

赤坂ブリッツに
フローレンス&ザ・マシーンを見に行く。

個人的な昨年のアルバムベスト5には
上位入選のニューアルバムを従えてのワンナイトライブ。

ちなみに、
個人的には、フローレンスと、
この翌週に来日ツアーのエヴァネッセンスの
アルバムはこの冬に本当によく聴いた新譜。

ライブ会場は本当に外国人が多く、
半分以上はそうだったのではないか?という勢い。

日本ではまだ知名度が低いが、
海外では、ここ数年デビューのミュージシャンの中では
かなりの評価の様子。

ライブは20分押しでスタート。

バンドから遅れてステージインした彼女は、
すらりとしたモデルのような体系に白のドレス、
そして淡いピンクの着物を羽織りつつ、

静かに歌う序盤から、
サビぐらいで歌唱が爆発(声が空を飛ぶ感じ)すると、
見ているこちらの鳥肌が連発モードに。

ジャケやアー写、楽曲のイメージからは、
女性の情念系で押すライブかと思っていたが、
本人の圧倒的な声力は音源以上の迫力でくるものの、
ステージングや、MCなどなど、彼女のポジティブな人柄を
感じさせる明るいショーだったのに驚いた。

ビョークやケイトブッシュともまた違うタイプのアイコン
というかミューズなのだが、どことなく中島みゆきさんの
夜会を思わせるようなかわいらしいしぐさもあったりで、
個人的にがぜんファンになってしまうタイプ。

本編1時間、アンコール2曲の
短めのショーだったが、非常に満足した。

次はフジロックのような野外の、
それも夜のステージで見てみたいなーと。

(M)

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