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Time Waits For No One [back number:2011]

2011/12/12

みゆきさんの「夜会」を赤坂に見に行く。

前回の夜会とは違い、
設定が現代、かつ話も比較的わかりやすく、

事前に最新アルバム「荒野より」で、
楽曲なども聴いていたので非常に楽しめた。

最新アルバムが夜会のサントラ的な作品だ、
という事前情報なしに聴いていた時から、
後半の楽曲群の破壊力にヤラレていたが、

特に「旅人よ我に帰れ」は、
聴くたびに心の中で握りこぶしを
握らさせられるような、
みゆきさんの歌唱力が爆発する曲で、

夜会のサントラ的なアルバム云々、、
という情報を聞いた時に、
この曲が夜会のクライマックスになるな、
と予想していた。

今回は、奇跡の下手2列目での鑑賞だったので、
目の前で歌い、演じる、みゆきさんに
本当に手が届きそうな距離で
終始圧倒されつつ、

クライマックスで、
「旅人よ我に帰れ」を歌いながら、
まさに自分の方に歩いてくるかのようなシーンでは、
やはり心の中で握りこぶしを握らされた。

(M)

2011/10/16

国際フォーラムCで開催の、
岩崎宏美さんのワンマンライブを
当日券にて鑑賞。

かねてより見てみたいと思っていたが、
ようやく見ることができた。

ここ最近はカバーアルバムの
リリースを中心としているようで、
今回は弦楽器が4人、ピアノとベース、ドラム
という編成。

自身の代表曲は5曲程度。

3曲づつくらい歌ってはMC、また2〜3曲づつ
くらい歌ってMCといった流れで、
個人的には中島みゆきや美空ひばりの楽曲が
印象に残った。

ステージでのハプニングや、
MCのけれんみのなさなど、
「スター誕生」出身らしい素人ぽさも保ちながら、
やはり、デビュー36周年の貫禄もありつつ、

後半はここ最近の自分の持ち歌ということで、
「恋愛」ネタではなく「自分」「人生」をテーマに
したものが多かった。

私生活でも波乱万丈な時期もあっただけに、
終盤の歌唱やMCにはクルものがあり、
大ヒット曲「マドンナたちの〜」の締めも
びしっと決まる。

自分が中学生の時に、
クラスメイトが彼女のデビューアルバムを持って
ニコニコしていたのを今も覚えているが、
彼は今どうしているのだろうか、なんて思いつつ、
会場の階段を降りて場外へと向かった。

(M)

2011/10/15

さいたまスーアリに
ラウドパークを見に行く。

日中にいろいろな用事もあり、
見れたのはダークネス、アーチエネミー、
ホワイトスネイクの3バンド。

今年は1日のみの開催なので、
客席エリアに入場した際に、
例年より客が多いような気がした。

アーチエネミーは、
名前だけ知っていただけで、
予備知識がほぼゼロだったので、
いろんな意味で心底驚いた。

日本のハードロック、へヴィメタル好きが、
本当に好きになりそうな楽曲展開の構築美と、
今風なへヴィさをバランス良く持ち合わせていて、
ステージングにも華があるので、
日本での人気があるのが理解できた。

ライブが単調にならないように、
ギターソロコーナーやMCなど、
いろんな部分で気を使っているのもさすが。

次回は単独公演を見てみたいな、と。

ホワイトスネイクは伝説の84年の大阪南港の
フェス(ボンジョビ、スコーピオンズ、MSGなど出演)で
見ていたり、その後全米で大ブレイクした後の
代々木体育館でも見たりしていたが、
今回は20年以上ぶりにそのライブを見ることができた。

60歳を超えたヴォーカリストが歌うには、
あまりに過酷なパワー&シャウトが求められる
楽曲群だったが、今日は調子が良いようで、
なんとか形にしていた。

ひとたびスポットライトを浴び、
そしてそのジャンルで頂点を極めてしまうと、
どこでそこから離れて行くのが良いか、
当の本人もわからなくなっているのではないか?

ミックジャガーもそうだが、
一人のシンガーとして以外に、
セックスシンボル然とし生き続けなくては
いけないことの辛さもあるのでは?

なんて余計なお世話を考えている自分も。

セットリストにはほとんど入らない、
初期のブルージー&ドライブする
楽曲群を思った夜。

(M)

2011/10/09

有明コロシアムにて
生まれて初めてプロテニスの試合を見た。

ちょうど1週前が女子の国際大会で、
スター選手が多数出場していたのだが、
今回はジャパンオープンという男子の試合で、
目玉は世界ランク2位のスペインのナダルと。

順当に第1と第2シードが勝ち上がって、
決勝はナダルと、世界4位のイギリスの
マレーと言う選手の対決に。

前日に一番安い席を購入して、
見に行ったのだが、
天井が開閉式のコロシアムは、
最後方の席から見ていても
かなり選手が近くに見えて、
TVとは違いかなり迫力があった。

観客もナダルびいきが明らかだったが、
ナダルの1セット目楽勝後の2セット目からは、
マレーが怒涛の攻撃を開始して、
ナダルのサービスゲームを粉砕して勝利、
その後の3セット目も流れを止めらることなく、
ある意味番狂わせの結末に。

スター性のあるナダルに比べ、ウェアからして地味な
マレーだったが、1セットを楽勝したナダルが油断した
ように思えた、2セット目途中からの集中力は見事だった。

いわゆる四大大会とは違うので、
ナダルのような、世界の頂点を何度も
争っている選手からすれば、モチベーションが
持ちづらかったと思うが、。

スポーツ含む勝負事は「流れ」と言うのを
ここでも実感。

(M)

2011/09/22

雨の赤坂ブリッツに
ショーケンのワンマンライブを見に行く。

60歳を超えて、
またまた精力的な活動を開始し始めた
ショーケンのバンドスタイルでのワンマン。

まさに波乱万丈な稀代のスターを応援し続けてきた
ミドルからシニアのファン800人ほどの前に、
「トッカータとフーガ」なんてとんでもないSEから
登場しても絵になる男、ショーケン。

素っ頓狂な高い声と、ドスの聞いた低い声を
あやつるように歌うその歌唱はまさにソウル。

GS時代からソロ、そしてストーンズのカバーまで、
彼の代表曲を中心にアンコール含め90分。

青のシャツの感じとか、ヘンテコなダンスとか、
やはりミックだなー、とも。

以前、干されていた時のTVドキュメントを見たが、
その頃の、四国巡礼を中心としたストイックな
生活の頃に比べ、表情にはより生気がみなぎりつつも、
その分おなかは出ていたのがご愛嬌。

(M)

2011/08/15

今年に入ってから、
とんと仕事以外でのライブを
見ていなかったが、サマーソニックでは、
久々にいろいろな音楽に触れることができた。

前夜祭的なソニックマニアは
プライマルのスクリーマデリカライブを見たのだが、
ボビーのキレのある動きが良かった。

実際スクリーマデリカのリリース時のライブとかも
見ているので、その頃の方がクラブテイストな
ライブだったと思うが、それはそれ。

2日目は、一瞬スタジアムに行った以外は、
ポップグループ2曲、バウワウワウ2曲、Jブラント2曲、
PILを50分、SUEDEを全部、とイギリス勢を見た。

音楽ジャンルは違えど、皆それぞれの湿った感じを漂わせ、
自分の学生時代の映画部の部室を思いだし(Jブラントは
その後の人だが)、
自分はやはりイギリス系の音が好きなのだなと
実感させられた。

演奏的にはPILのギターとベース含む本気感に舌を巻き、
SUEDEは選曲、演奏、客の雰囲気、すべてが良かったな、と。

プライマルのボビーの赤いシャツの細身のダブルのスーツは
もちろん、PILのJライドンにしても、SUEDEのブレットにせよ、
アイロンにかかった白のシャツがりりしく、
Jライドンはネクタイまで着用で、英国人は大人になっても
おしゃれだなー、とも。

とはいえ、Jブラントの、デビュー期とは全然違う垢抜け感には
多少の違和感を感じつつ、ならば、バウワウワウのアナベラの、
45代半ばでの、水着とも相撲のまわしともつかない
すごい衣装を着る覚悟の方を支持したい。

メッセの場内ヴィジョンでちらり見たレッチリの
アンソニーと帽子とヒゲのパンチのある顔も
米国人ぽくてカッコ良かったけど。

(M)

2011/02/07

朝の携帯メールにて、
ゲイリームーアが亡くなったと言う
ニュースを知った。

真相は定かではないが、
スペインでの休暇中、
滞在先のホテルで就寝中に、と。

自分がモラな大学生の時に
初めて見た外タレが、
彼の初来日の京都会館ライブだったので
思い入れも深かったし、

昨年国際フォーラムにて久々のライブを
見たばかりで、今年はハードロックフォーマットでの
来日があるのでは?なんて密かに思っていたので、
驚き、寂しい気持ちになりつつ、その後はお決まりの
追悼モードに。

まだ50代後半、本当に早すぎるなーと。

(M)

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