今、人生最大のディランブーム中。
ロックを聴くようになってから、自分の知らない名盤や、聴いたことのないロックの巨人達、といったものがないように、あらゆるジャンルの音源を聴いたりライブに行ったりしたが、どうにもディランだけは、相性が悪かった。
アナログの頃から何枚も持っていた名盤、そして名曲のオンパレード。2度見に行ったライブ。でも、いつも、好きなミュージシャンをあげる時には、どうしても次点以下になっていた。
しかし、なぜかここ最近、彼の曲や声がすーっと入ってくるようになってきて、。60年代の名盤はもとより、70年代、そして評判の悪い80年代以降のものでも、なかなかどうして、楽しめるようになってきた。
この状態が続いているときに彼のライブを見てみたい。
来年のフジロックとかどうだろう?
(M)
なんでも20年ぶりにライブを行うというHRバンドのライブを鶯谷で見た。メンバーのうち2人が顔見知りではあったが、そんなことはぬきに掛け値なしの演奏力。
彼等がオマージュを捧げるであろうディープパープル、レインボー等の輝ける70年代ハードロックのごとき音世界。ギターソロ、キーボードソロ、ベースソロ、ドラムソロ、そしてヴォーカルと客席のやりとり、、。
自分が洋邦問わず、コンサート会場にライブを行きはじめた頃のライブは確か、こんな感じだったな、と思い出す。
ステージ上のメンバーは40歳を越えていると思われ、今も音楽の世界に生きている人もいれば、そうでない人もいるようだった。
しかし、そんなこととは関係なく、ステージからは演奏を通して、彼等のロックへの熱い思いが凄く伝わってきた。会場にいる若い世代は彼等のライブをどう見たのだろうか?
次はまさに虹伝説の会場でのライブだそうだ。(M)
渋谷O−EASTでギターウルフのワンマンライブを見た。かれこれもう何年彼らのライブを見ているのだろうか。シェルターに、みるくに、ブリッツ、リキッドルームに、野音に、九州のライブハウスに、富士急に、フジテレビ屋上に、、、。
日本はもとより、アメリカでも何回か見たが、いずれも貴重な経験をした。
真冬のシカゴ(街はずれのパンクバーにて深夜の置いてきぼり)。その翌年は、成田→ニューヨークの直行便→フィラデルフィアへの電車乗り継ぎという20時間移動の末、ネット地図に場所が出ない広大な大学の中をさまよい、爆音だけを頼りにやっと演奏場所を発見して見たフィラデルフィア。(ステージ上のメンバーに地ビールを投げたアホウなヤンキー学生にメンバーがマイクスタンドの水平投げで反撃という壮絶ライブ。)終わりのないツアーはないことを教えてくれた全米ツアーファイナルのCBGB。
まぁそんなことも含め、常に、一度たりとも同じライブのない彼らのステージ。
そんな彼らのライブで、これほど演奏がちゃんとしていたのは初めてではないか、と妙なところに凄く感心した今回のライブ。演奏、外音、照明がピタリとジェットな感じで、客がどんどん熱狂していく。
ギターウルフのジャンプの高さは低くなったかもしれないが、これからも刺激を受けに彼らのライブを見に行く日々は続くだろう。
翌朝起きてもまだ耳がキーンとしていた。(M)
U2の新譜を聞いた、1曲目からまさにU2というポジティブなパワーを感じられる作品。
ここ最近の作品は、昔に比べると、やはり曲のよさは後退していると思うが、それはまぁ世の常。リジナルメンバーで20年以上の活動には頭が下がる。最近は日本に来ていないけど、初来日と、その後のドーム公演を見に行った記憶がある。
今回の作品については、ちょうど少し先にリリースされたREMの作品の枯れて、しみったれた感じとの対比が面白かった。
911以降の世界のムードをどう切り取るかという、表現者、特に欧米人としては避けて通れないテーマについてのアプローチが本当に興味深かった。
個人的にはREMの作品の方が好みなのだが、。(M)
最近ミュージシャンのHPを見ていて思うのが、皆やたら日記のコーナーがあるな、と。有名、無名を問わず本当にたくさん。面白いものからつまらないものまで、。
音楽の内容と、その作り手である当人の日記の落差が激しいものまで、。もちろん本人は他人が読むことを意識して書いているはずなのだが、。
個人的な見解としては、文章として面白いものならば良いけど、つまらん日常を見せるよりは、音楽家は音楽磨いて欲しいなー、と。
(M)
リキッドルームに小島麻由美さんを見に行く。何年ぶりかのライブ体験だったが、やはりあの天然のオーラにはひきつけられた。
バックのメンバーの素晴らしい演奏と、蜂のような衣装(かわいらしい)をまとった彼女の作る世界。
昔の曲から最新の曲まで飽きさせずに演奏が進んだが、1曲ごとにふかぶかとお辞儀をする際に見える彼女の大きく開いた背中、背骨のエロチックな感じにやられた。(M)
ストーンズの最新ライブ盤「LIVE LICKS」を、CCCDを避けるためにわざわざアマゾンでUS盤を注文してようやくゲット。
マニアのファンサイトでも書いてあるとおり、ジャケの手抜き感、音源の編集ぶり、等々、かなりつらいものがある。
ストーンズのジャケは、「アンダーカバー」くらいまではいろいろ頑張っていたが、その後は本当に「ダサい」ものが多く、今回のインナーのやる気のなさときたら、、。
これからは、ストーンズに限らず、どんどんジャケはないがしろにされる運命だな、と。
まぁこの盤をリリースするのにあたり、ミックとキースが打ち合わせをして、なんてことはないだろうし、チャーリーにいたっては、この盤の存在知っているのか?とも思う。
音源も先に出たライブDVDからほとんど収録しているようだし、。
しかし、個人的には、DISC2に1曲だけ聴きたい曲があり、そのために購入したのだが、やはりその曲は素晴らしかった。
あの武道館ライブのリハで演奏されて、本編で演奏されなかったあの曲。(M)
西麻布の交差点すぐにあった伝説のレストランバーが、リニューアル営業しているのは知っていたが、ようやくたずねることができた。
17年くらい前の、金のない、酒の飲み方も知らない、夜の街も知らない若者には、その内装や、外国のミュージシャンから日本の芸能人までやってくる、その地下の店はショックだった。
店員もカッコ良く、酒もフードもおいしくBGMがロックというのもしびれた。CDもあるにはあったが、オムニバスに編集されたカセットテープが良かった。
時代の流れとともに、店は閉店したが、その後、六本木通りを中心に、いろいろな店を仕掛け現在にいたる、Mちゃん(こう皆呼ぶ)が、再び店を復活させた。
内装は昔の面影を残しつつ、前と同じぐらいか、それより少し広く感じられた店内だった。
その日はDJナイトで、普段とは違う営業形態の様子だったので、また再度訪問しようと思う。(M)
三宿にある知り合いの会社への届け物の帰りに、三軒茶屋の地下通路の雑踏の中で、帰宅を急ぐサラリーマン、学生等とは違う色の
洋服姿の男を発見。
どこかのバンドマンかな、と思ってよく見ると、知り合いのパンクロックバンドのヴォーカルだった。この通路で会うのは今年になって2回目。
バンド名を、彼が敬愛するパンクロッカーの名前からつけるくらいの実直な彼。彼とは知り合って15年以上にはなるが、一番良く会っていたのは、20代の頃で、楽器車で全国を回ったこともある。
その後、疎遠になっていたが、前回、この通路で会ったのをきっかけに、本当に久しぶりにライブを見た。
4人だったメンバーがメンバーチェンジし、さらに活動休止を経て、さらに若いメンバーが加わって5人になっていたが、実直な彼のスタイルは何も変っていなかった。
地下通路で声を掛けた時、明らかに疲れ気味の顔をしていたので、その旨聞くと、昨夜は東北でライブをして、そのまま夜走りし、仕事だったそうだ。
レーベルをはじめて、写真集とCDをリリースした、とも。
短い立ち話は終わり、お互いの方向に別れたが、またこの地下通路で会う感じがした。(M)
生まれて初の日本シリーズ観戦。
なぜかトムクルーズが始球式。
すげーノリノリで笑顔。3回くらい観て退場したけど試合そっちのけでファンサービス。
試合は、通常のペナントとは違う緊張感の中で進み、ひいきのチームがいったんは逆転するも、采配ミスで、、。
Eさんからいただいた席が本当に素晴らしい席だったので、その勝負を決めたイニングのベンチの模様などがばっちり見れて、駆け引きの妙を堪能したのだが、。
負けは負け。
埼玉からの家路は本当に遠かった。(M)
たまに宝くじを買ったりするが、当然、高額の当選などは一度もない。ナンバーズ3で当たったのが最高かな、と。
買うときは、渋谷での待ち合わせの時にふと買ったりすることが多い。
先日、たまっていたくじの当選番号を調べていたら、6桁の数字がジャストミート!おぉ、もしや、と、組番号を見ると、、。3番違いで200万円が、、、。
まぁ、組の数字が違うのでピンとこないけど、こういう展開で6桁の末尾の数字の1番違いで1億円を外す人がいるのだなぁ、と。
そのときの胸中は、、。(M)
昔仕事を一緒にしていたミュージシャンの、約8年ぶりのソロ作品を送ってもらいすぐに2度続けて聴いた。(M)
http://kyoichi-s.com/
知り合いの代理店の人が熱心な競馬(馬)ファンということを偶然知り、誘われて競馬場まで行く。
本当は府中に行く話だったのだが、スケジュールが合わずに、土曜の午後の中山へ。
最近は、仕事がギャンブルみたいなものなので、場外馬券売り場はもちろん、本馬場まで行くようなことはなかったのだが、。
結局2勝したものの、勝負レースで投票券の書き方を間違えて、押え馬券があたりつつ、本線の馬券が買えないという素人のような
買い方で、トントンの結果となった。
仕事に集中しろとの教えか、、。(M)
ひいきにしている野球チームの胴上げがかかった試合を当日券で見に行く。 5年前も同じ会場で、同じ日に幸運にも胴上げの瞬間に立ち会う。
今回は、人生初の外野スタンド応援団席だったのだが、。果は無念の敗北、胴上げは翌日の彼らの地元球場にて行なわれたのだった。
しかし、以前から思っていたのだが、応援団の人たちはどうやって生計を立てているのだろう、。(M)
代官山にある某居酒屋に久々に行ったら、店の壁にオリジナルルースターズのメンバーのサインが書かれていた、。サインの日付はフジロック前夜?
その店には、知り合いのAさんの紹介でちょこちょこ顔出してたが、つまみも酒もうまく、さらに大将がロック好きなのは知りつつも(特にトイレが圧巻)、さすがにフリクションのCDが店内でかかったのにはビックリ、。
代官山の夜に集う大人達でいっぱいの店にフリクション、、。(M)
以前この欄にも書いたキヨシローさんの野音のライブに行ってきた。
50回以上の夏を体験した男の2時間40分あまりのライブは、過去から現在までを網羅する素敵なショーだった。
この人の曲作りや詩、パフォーマンスの姿勢は一貫して昔から変わらない、。
昔に比べて客も高齢になってきて、野音2DAYSも即ソールドアウトというわけではないし、本人自身のステージ上の動きもゆっくりになったけれども、まさにソウルシンガー然とした雰囲気がしびれた、。
個人的に一番大好きながら、あんまり演奏されない「ヒッピーに捧ぐ」を聴けた時にはジーンとしてしまった。
翌日、80年と83年のライブを1本にしたDVDを購入して見るも、その色気にくぎ付けとなったのだった。(M)
先日、DVDである映画を見た。
主人公の女性(17歳ではじめて付き合った男性と結婚、2児の母になり、そのだんなとトレーラーハウス暮らし、現在23歳)が、余命2か月であることが判明、その際に死ぬまでに実行する10の目標を立てて、みたいな、。
主人公の母役でデボラハリーが出ていたり、だんなさんとの出会いがニルバーナのラストライブという設定だったり、ある種のテーマとして主人公が口ずさむのがビーチボーイズの曲だったりするのだが、。
自分がそういう状況になったら果たして?
テンポも良く、映像も綺麗で、ズキズキする映画であることには違いないのだが、男性の視点からすると、あれではだんながカワイソウ、、。
(M)
このサイトの運営管理、情報更新を行なってもらっていたTさんが、
なんでも新たなるステージに旅立つらしい。
ということで、このサイトも、新しいスタッフとともに、
リニューアルすべく現在準備中です。
Tさんには忙しい中、無理なことばかりをお願いしておりましたが、感謝しておりました。
今度はどこかのライブ会場で酒など飲みましょう。(M)
約16年ぶりにエアロスミスを見た。
月並みだけど、カッコいい。
ああいうバンドは本当に日本にはいない。
16年前は武道館で2回、横浜の体育館で1回
と合計3回も見ていた。
武道館では、スティーブンがマイクスタンド持って、尋常でない速さでぐるぐるステージを走り回ったこと、横浜ではジミヘンで有名な「レッドハウス」を演奏したことを思い出す。
ちなみに、スティーブン・タイラーの本名は、スティーブン・タラリコだと知り合いから聞いたので調べてみたら本当だった。(M)
夏イベントがいよいよ週末ごとにスタート。
オデッセーがガラガラだったとか、 サマソニの初日が売り切れだとか、 フジは実際どうなんだ、とか、そんなことはさておき。
やはりTHE WHOの初来日は一部でかなり盛り上がったみたいで、。
ストーンズやポール・マッカートニー みたいに話題にならないのが、 やはりここまで来日しなかった、できなかった理由でもあるのかな、と。
60のロジャー、59のピートの2人のオリジナルメンバーのみの THE WHO というのも確かに微妙ではあるが、。
圧倒的な曲の良さ、青臭さ、そして、なんだかんだで、 ピートが手を振り回してギターを弾き、ビシッとジャンプを決め、ステージの最後にギターを叩き壊したのは、本当に美しかった、。
会場のどよめきを呼ぶ見事な壊しっぷり、そしてその後のニヤリとした笑顔(そう見えた)。
すげー。(M)
夢に泉谷しげるさんのライブが出てきた。
15年以上の昔、仕事でルーザー名義でのライブの現場の手伝いをしたことがあるが、その時の芝浦2デイズのステージが出てきたのだ。
実際のライブもすさまじいバックバンドを従えて、
新旧取り混ぜてのものすごいライブだった。
夢では、何故かチャボさんが、泉谷さんの登場前に、ソロで何曲か演奏していたが、。(夢らしい展開)
連日超満員で、シークレットゲストも桑田さんとキヨシローさんがそれぞれに登場した記憶がある。
夢から覚めて、いきなり、その頃の作品がまだ購入可能かネットで検索していると、なぜかキヨシローさんの所に行き着いた。
むしょうに、RCの作品が聞きたくなり、てっとりばやくベスト盤を購入する。
ライブはTVの収録系のライブを一回見たきりだが、やはりカッコ良かった記憶がある。
全盛期の余裕のステージだったな、と。
あれから15年以上、。
オフィシャルサイトをくまなく見ていると異様にライブが見たくなり、今年は夏の野音に行ってみようと思う。
53歳のキヨシローさんがどんなライブするのか期待 (M)
R.I.P. Robert Quine
NYパンク黎明期から活動を続けていた名ギタリスト、Robert Quine(ロバート・クイン)が先週末亡くなりました。盟友リチャード・ヘルの公式HPによりますと、死因はヘロインによるオーバードーズである、とのこと。奥さんを亡くしたショックからか、昨年の冬には自殺未遂を試みていた彼だけに、今回も自殺の可能性が高い模様です。
(CDジャーナル.COMより)
Robert Quine
Sister Ray Enterprises | 6/8/2004
Robert Quine was a magnificent guitar player an original and innovative tyro of the vintage beast. He was an extraordinary mixture of taste intelligence and rock and roll abilities coupled with major technique and a scholars memory for every decent guitar lick ever played under the musical son. He made tapes for me for which I am eternally grateful tapes of the juiciest parts of solos from players long gone. Quine was smarter than them all. And the proof is in the recordings some of which happily are mine. If you can find more interesting sounds and musical clusters then Quine on “Waves of Fear” well it’s probably something else by Robert. God Rest In Peace. The integrity of the principled mind in the bluesman’s rock soul. - Lou Reed
(ルーのオフィシャルより)
(M)
渋谷で時間潰しに入った109近くの
L系ファーストフード店は凄かったなぁ。
何が凄いかって、是非、夕方帯に2階客席に行ってみてください。としか言えないくらい凄い、。そして寒い。(M)
元レコード会社の福岡営業所で働いていた知り合いのTさんが、
脱サラして今年開店したバーに行く。
オープン当初に2度ほど行ったが、以前と同様に、昔の同僚系のなじみ客でそこそこの賑わい。
少し安心しつつも、ダイエットとは違う感じで、以前にもましてスリムになったTさんの体型を見つつ、いろんなことを思いながら2杯飲んで店を出た。(M)
現在発売されている「ビートレグ」マガジンのカラーグラビアにおける、MジャガーとLクラビッツの2ショット写真は凄い、。
「サティスファクション」と「ロックは死んだ」の合体が、、。
マジ凄い、。
ほんとうに衝撃的な写真なのだが、よく見ると悲しいのは、レニーは片手なのに、ミックは両手で、。(M)
20代の頃は映画を1年で200本見たこともあったが、
ここ数年は映画館に行くことも少なくなっていた。
なぜか今年のGWは仕事の合間を縫い5本の映画をみた。
「キルビル2」「エレファント」「スクールオブロック」
「ディボーズショー」「ロストイントランスレーション」
どれも面白い映画だったが、個人的には「エレファント」に一番ズキズキした。
「ロスト〜」のパーティーシーンでの日本のユースカルチャー有名人?達の扱いには笑ったが、。
そしてクレジットロール後のラストカットは?(M)
最近は世界的に暗い話ばかりで、うつうつとします。国外、国内のどこを見ても、人間がせせこましく、いがみあう話ばかりでうんざりですが、。
そんな中、音楽業界周辺では、輸入盤規制法の問題まで起きてきて、、。http://sound.jp/stop-rev-crlaw/
このせこい法案の成立に向けて働きかける側も、それを審議するセンセイの側も、CDショップで輸入盤を買ったことがあるのだろうか、、。(M)
今月、パティ・スミスの新譜がリリースされるらしく、音楽ライターの知人がNYにて本人に取材をしてきたらしく、そのさわりが彼のサイトでUPされている、。
以下、勝手にUPさせてもらうと、、
ロックンロールはいろいろな面を持っている音楽よ。「音楽」でもあれば「ライフスタイル」でもある。セクシーなビデオを作ったり、ドラッグを使うのもロックの一面かもしれない。でもそれは、ロックの一面にしかすぎないの。最近は、ロックの一番大切な部分があまりにも忘れられているような気がするわ。ロックは「革命の声」にもなりえる音楽なの。人を集めて一体化させる力も持っている。詩の声という一面も持っているはずだわ。もちろんイメージや、ライフスタイルといったものもかっこいいものだと思うわ。私だってボブ・ディランの服装はかっこいいと思うし。だけど、最近はロックそのものの力や音楽よりも、ライフスタイルやイメージの方が先行し過ぎているような気がするの。ロックがどれだけパワフルなものになりえるかということを思い出すべきだと思うわ。60年代がまさにそうだったじゃない。ロックは公民権運動や反ベトナム戦争のBGMだったのよ。そういったロックの可能性を思い出すこともとても大切だと私は思うのよ。人によっては「ロックは死んだ」って言う人がいるけど、私は死んだなんて思ってない。まあ、ロックは人間に殺されかけているかもしれないけれどね。(笑)でも、まだ死んだわけではないのよ。
激しく同意。(M)
渋谷AXにてイギー・アンド・ ザ ・ストゥージズを見た、というか体験した。なんか縁がなくて、今回が初体験だったのだが、本当に凄いものだった。
客電が落ちた後の熱狂の中、イギー以外のメンバーがステージの
所定の場所に登場、暗闇の中、上手の後方を見ると、まだライトも
あたっていないうちからクネクネ踊る影、。
昔の有名曲の連打、連打、独特な歌声、踊り、マイクを放り投げ、マイクスタンドを放り投げ、アンプに飛び乗り、客席への何度ものダイビングに、半ケツに、、あぁ、、。
演奏される楽曲が少しも古くなっていない所も凄いし、アンコール含む1時間30分絶え間なく動き回る猛獣のようなイギーのパワーにはただ圧倒された。
ロックとかパンクとかジャンキーとかなんとかではなく、人生を生きる上で一度は体験するべき100のことがらのうちの1つ、と知り合いが言っていたがまさにその通りのショー。
淫力魔人とは良く言ったものだ。(M)
今年のフジロックは3日間チケットのみの発売、賛否はあるようだが、個人的には今年のそのチャレンジに賛成。
そして、その割引チケットの申し込み抽選最終日だったので、3万円のチケにテントチケを追加して1口申し込む。
今年は某大手洋楽イベンターも派手なことをするようだが、個人的には、フジロックの土曜日のメインのトリでピンクフロイドを見てみたいな、と。
可能性は数パーセントかもしれないが、マジでヤバイし、夢があると思うのだが、、、(M)
40才超えると誕生日などあまりうれしくないものだが、その誕生日ウィークの週末に、サムペキンパーの「ガルシアの首」を見た。
過去何回か見たことのある、男の映画、魂の名作。
メチャクチャな話に名をかり、破滅に向かう男の生き様が、骨太に描かれている。
主人公の白い上着がどんどん汚れていき、そして、。
昨年DVDになったときに購入してから、ようやく見たわけだが、やはり素晴らしい、というか今見るとさらにしみた。(M)
ある音楽情報系のWEBサイトのニュースで元セックスピストルズのジョン・ライドンの自伝の紹介記事が出ていた。
そこには、ジョンが語るメンバー(シドとナンシー)のエピソードのあれこれなどが紹介されつつ、その文末が、、。
〜シドとナンシーといえば、ロックンロールの歴史の中で最も有名なカップル。'78年、ナンシーがNYのホテルで死亡しているのが発見され、シドは彼女の殺害容疑で逮捕された。しかし彼はその4ヵ月後、保釈中にヘロインの過剰摂取で死亡した。21歳だった。
一方、セックス・ピストルズ後のライドン(48歳)は、不動産売買で億万長者に。最近英国では、人気テレビ番組『I'm A Celebrity...Get Me Out Of Here』に出演し、エンターテイナーとして再評価されている。(BARKS)
不動産売買で億万長者、、。(M)
渋谷公会堂にプリテンダーズを見に行きました。
来日することは知ってましたが、ライブ2日前に、チケットがあまり売れてないことを知り、当日券での入場を思い立った次第です。
名前もあれだけ知られていて、ヒット曲も多数のバンドでしたが、ライブを見るのは初めてでした。
開演20分前に購入の当日券は1階24列目の座席で、2階はガラガラという状況でした。
客層は、80年代に青春を過ごした男女が大半、そして19時過ぎにスタートしたライブは、というよりクリッシーハインドは、本当にカッコ良く、50歳を超えている女性とは思えないものがありました。
黒のカーボーイハットに、白のジャケット、ベスト、黄色のネクタイ、ブルージーンズといういでたちで、背をしゃんとのばしてのギターを
持ったたたずまい、ステージでの動き、そして何よりあの声、。
正直あれだけ歌える人だとは思わなかったので本当に驚きました。
新しい曲の合間にヒット曲をまぜての、2度のアンコールを含む1時間40分ほどのステージでしたが、何度も鳥肌が立ちました。
本人は、気さくに曲間で客やバンドに話しながらライブを進めるのですが、英語の理解力が弱く、シャイな日本の客相手にはやりづらそうな感が正直出ていました。
バックバンドもそつなく彼女を盛り立てる感じで、特別な何かをステージ上で発信するわけではないのですが、ナツメロにはまだならない数々の歌のポジティブなパワーにやられました。
パティスミスのポジティブさとはタイプが違うのですが、とにかく魅力的な女性でした。
もっと多くの若い世代のロックリスナーに聞いてもらいたい、せめて2000人くらいはライブに集まって欲しいと正直思いました。
終演後、昨年リリースされた新譜を探しにメガ系のレコードショップに向かったのですが、3軒入って1つもなかったのが、、。
(M)
下北沢でなにげなく覗いた中古ビデオ店で、ストーンズのブリッジ・トゥ・バビロン・ツアーのライブDVDが980円で売られていた、。
総制作費何十億のステージのスタジアムライブが980円、、。
ジャケパッケージのライオンも悲しげだったので連れて帰って真夜中に10曲分だけ観てみる。
5年前に自分も見たそのツアーのライブの記憶が少しづつよみがえる。
そのビデオが収録されたライブ時のゲストで1曲参加しているDマシューズの歌声には泣けた。
(M)