前日の矢沢さんに続き、今度は中島みゆきさんのコンサートを国際フォーラムに見に行く。
デビューした頃から最初の5,6枚くらいは兄がLPで購入していたので、実家で良く聴かされた記憶があるものの、その後は音沙汰なく、たまにラジオとかでちらりと聞いたり、夜会とか、なんか凄いことしてるなー、との認識で、当然1枚もはCDを持っていないのだが、偶然読んだぴあのインタビューから、一度ライブを見てみたいと思い、プレオーダーのはがきを出したら見事に当選、と。
当日は少し早めに入場してワインなど飲みつつまわりを観察すると、ファン歴30年と思われる人から、某TV番組のテーマでファンになったと思われるシニア系、そして彼女の歌世界に登場するような女性ファンなど本当に幅広い層だった。
開演5分前に着席したものの、1ベル、2ベルと鳴っても、静かに開演を待つ会場内のムードは、まるでクラッシックかオペラ、演劇の会場のようだった。
そして始まったコンサート、1曲目はまだ様子見な感じで見ていたが、2曲目の「1人で生まれて来たのだから」という曲あたりからぐいぐい引き込まれる。
5,000人は入る会場の2階席からは、みゆきさんの顔の表情は伺いしれなかったが、その詩の世界感、彼女の歌の圧倒的なリアリティ、情念という言葉では片付けられない、表現力の塊のようなえぐいくらいの歌唱力、。
ただ圧巻。
それとは間逆なMCとの対比や、おたよりコーナー、3回ほどの着替えでの場面転換など、全て計算しつくされているかのようなステージで、アンコール含め 19曲で3時間近いコンサートを一気に見せつけられた。
個人的には、拓郎さんの曲「唇をかみしめて」と「ファイト」という私も知っている曲のあたりの流れがハイライトだった。
来年は夜会を見てみたい、しかしいろんな意味で怖そうな。(M)
矢沢さんの武道館公演101回目となるライブを見に行く。
夏のフェスで見て以来のライブは、矢沢さんのホームと言っても良い武道館でのワンマン。
噂どおりの飲酒チェックをパスして(このバイトの人は大変だ)場内に入ると、これまた噂どおり、矢沢さんを意識した、昔ながらの衣装(白のスーツ多し)の元ツッパリ風のミドル男性、そしてこれまた昔は派手にキメテいたと思われる女性など、なんともにぎやか。
タオル所持率も8割は超えるのでは?と思いながらあちらこちらを見渡していると、開演予定の5分前からスタンド、アリーナの各エリアでさながら応援合戦のような「永ちゃん」コールが。
そして5分押しで場内暗転、そこからは2時間20分のまさに矢沢さんのワンマンショー。
いつもながらの矢沢さんの声、ステージでのオーラ、過剰なようで過剰でない演出の数々に感嘆。
特にストリングスに40人くらいの外国のミュージシャンを使ったりするような、何気にすごいことをさらりとやっているのも凄い。
いまどきのロックバンドのライブは、曲間すらシーンとなるのに、この武道館は、バラードを除くほとんどの曲のイントロと、矢沢さんが歌う部分以外の間奏等の間、ほぼ会場中全てくらいの勢いでの「手振りつき永ちゃんコール」という尋常でない展開。
この日は、武道館100回を含むツアーということで、昔の曲を結構多く演奏していて新参者の私も楽しめた。
矢沢さんをアニキと慕い、その後ろ姿を追いかけながら、互いに年齢を重ね、今はいろいろなものを背負って毎日を生きる多くのミドルのファンが、毎年12月のこの会場で、矢沢さんから勇気をもらって帰る気持ちが少しだけわかる気がした一夜。(M)
北京五輪の野球アジア代表枠をかけた日本代表と韓国代表の試合を冒頭からTV観戦。
お互いのチームも、シーズンゲーム、シリーズゲーム等を終了してからの満身創痍の戦いで、勝利の流れがどちらに転んでもおかしくない展開、采配の妙はもちろん、プライドとプライドがぶつかる野球の醍醐味を満喫できた4時間だった。
久々に見た監督姿の星野は、なんだかんだ言っても迫力があり、田淵や山本と言った昔の友人達(監督経験者)がつとめるコーチ陣はやはり脇役だな、と。
野球の解説者や、バラエティ番組の、コメンテーターとしてTVでしゃべるより、野球人はグラウンドだ、と。
中盤からの、川上、岩瀬、上原という継投は豪華の一言。岩瀬から細かく藤川かな、とも思ったものの、星野が行けと言ったら岩瀬もそのまま行くしかないなと。
勝利監督インタビューも、いかにも元祖闘将だった。(M)
デレク・トラックスのバンドでのライブをリキッドルームに見に行く。
オールマンやクラプトンでの好サポートで名を上げた彼への期待で、満員の会場も男性客中心にいい感じで盛り上がる中、10分押しで場内暗転。
どこで見ようか迷ったものの、音のバランスの良さそうな、フロアセンターの後方に立つ。
外音の音量が、他の邦楽コンサートに比べても小さく感じたり、ギターだけを突出させて音作りをしない感じも含めて、ソロのワンマンではなく、バンドを意識しているライブで、やはり彼の控えめな感じが音になっているな、と。
なので、良いライブではあったが、レッドゾーンを振り切るようなスリルの瞬間はなかったかと。
アンコール時に、自分の聞く場所を上手スピーカーサイドのスロープあたりに移動したのだが、そこではギターの音がぐっと前に出て聞こえてきたので、かなり気持ちよく音を体感できた。
次回は、野音かフジロックかの野外で夕暮れ以降に見たいな、と。
もちろんオールマンで来日したら文句なしだが。(M)
武道館にキャロル・キング出演のオムニバスライブを見に行く。
最初は、メアリーJブライジ、ファーギーとの組み合わせは正直どうなんだと思ったものの、トップのメアリーJから大熱演で、ファーギーにいたっては1枚も音源持ってないけど非常に楽しめた。
メアリーJのやたらに動きまわってのど迫力の歌唱や、ファーギーの凄い腹筋、少女から大人の女までを演じきるステージング、例の片手倒立前転?中の歌唱も見れて、二人ともタイプは違えどアメリカのシーンで生き残っていくための何かをちゃんと持ち合わせているな、といたく感心。
客も6〜7割はこの2人を目当てかな、と思える熱狂だったが、この日のラストにお目当てのキャロル・キングの登場。
暗転してからすぐにステージ前方にすーっと出てきて、客席四方に向かって2度3度お辞儀しつつピアノの位置に。
皆が固唾をのんで見守る中、いきなりイントロから歓声、そしてあの声が流れる。
65歳、1週間で5回のライブと言うのもあり、声は高音域でややかすれ気味なところもあったが、そんなことは些細なことでしかない。
最新のライブ盤と同じようなシンプルな構成でのステージ、久々の日本公演というのもあり、名盤「つづれおり」の曲など昔の名曲系多めの選曲で一気にラストまで。
個人的には、やはり「You've Got A Friend 」でかなりぐっときた。
アンコールでは、二人の競演者を呼び込んで2曲。もちろん大ラスは、「ナチュラルウーマン」で、その昔のDIVAライブのDVDの記憶が蘇る。
そのDIVAライブ時のアレサ役となるメアリーJの熱唱をフィーチャーし、3時間15分ほどのイベントが終了。
ステージでの日本語での何度ものMCや、ロックンロール調の曲でのダンスなど隋所で見せるサービス精神や、セッション時に若い二人をさりげなく何度も持ち上げるところあたりに、波乱万丈な人生を生きてきた彼女の、現在の良きグランマぶりも浮かび上がって感銘。(M)
日本シリーズ優勝の次はアジアシリーズ、ということで、関東在住者としては、今年最後の生観戦を、ファン感謝デー感覚でドームまで。
試合は、日本一までで緊張感が抜けてしまったひいきチームが、相手の韓国シリーズ勝利チームに、結構簡単に負けてしまい、、。
しかし、相手チームの少ない応援団は熱かった。太鼓のビートもハネまくり、団結力も凄く、特設の応援ステージ上の、ほとんど下着が見えそうなくらいのスカート丈のチアリーダーの女性4名の一生懸命な応援には、ひいきチームの観戦にきたミドルだらけの会場も
感銘を受けたはずだ。
それに引き換え、ひいきチームのチア女子達は、イニングの合間に何回か踊って盛り上げたものの、敗色濃厚の9回裏の攻撃前に、
ひとしきり踊ったら、そそくさと手を振って退場。
彼女達は、やはり野球ファンではなく、どこかのプロダクションからの手配なのかなー、と。
寂しい気分のままいつもの飲み屋で軽飲み。(M)
あれよあれよと日本シリーズの切符を手にしたひいきチームが、シリーズでもあれよあれよと王手までこぎつけ、日本のエース(?)ダルとの息詰まる投手戦の末、なんとシリーズ優勝で日本一に。
今回はあまり熱心に試合を見なかったが、この試合だけは2回表から見始め、問題の、9回表の完全試合継続中の投手交代も含めてきっちり見届けた
ファンや、メディアに受けの悪い俺竜監督だからこそ、あんな究極の選択を迫られる場面を自ら呼んでしまったともいえるが、。
ひいきチームのファンとしては、地元での優勝を目前にして、
過去の2度シリーズでの失敗の経験を活かしての間違っていない采配。
ただ、一人のプロ野球ファンとしては、夢のない采配、というあたりに落ち着く。
グラウンドのことは、選手、監督、コーチにしかわからない、と言うのも正論だが、なんとも凄い8回裏から9回表の瞬間だった。
皆、あの「非情」采配しか語らないが、そんな中、あの日のダルはサムライのようだった。カッコ良すぎる。(M)
ようやくミック・ジャガーのベスト盤を購入。ジャケット写真や、中に封入されているカードに映るミックの笑顔が最高。
オリジナルアルバムからはもちろん、珍しい曲まで収録されているが、流行もん好きのミックだけに、今聞くとそれぞれの時代による古臭さはありつつも、やはりミックはキラキラしているのが良い。(M)
渋谷AXは凄くピースな雰囲気に包まれた空間となっていた。
音楽の持つパワーをここでも確認。
20年の歩みの中の一部分に良くも悪くも参加できて感謝。(M)
さいたまスーパーアリーナでのへヴィメタルの祭典「ラウドパーク07」を見る。
御年63歳!のロニー・ジェイムズ・ディオ時代のブラックサバスである、ヘヴン・アンド・ヘル目当てで夕方より入場。
今回初めて参加したのだが、会場は本当に黒系のTシャツの人が多く、長髪率も目立ち、女性の服装も、昨今の夏フェスとは全然違うという当たり前のことを再確認。
20年以上前に行った新宿のメタル系のクラブ(ディスコ)イベントから、そこだけは時間が止まったようだった。
目当てのイベントTシャツが当然のように売り切れていたので、そのイラストが入った、リユースタンブラーをメイドスタイル?の女性スタッフより購入。
そして、いくつかのバンドを経て、いよいよお目当てのヘヴン・アンド・ヘルが登場。
会場の客のほとんどが、ウォーと叫びつつメロイックサイン(メタルのライブでよく見るVサインみたいな手の指のサイン)で応える。
これを発明?したのもロニーだったりするらしい。
ロニーがメロイックサインをすれば、客もそれに応酬。
オジー・オズボーンのサバスは本当に暗い、まさにへヴィメタルの始祖とも言うべき音作りなのだが、ロニーのサバスはメロディに泣きもあり、聞きやすい。
ロニーだけでなく、トニー・アイオミ、ギーザ・バトラーと、へヴィメタルを定義づけたサウンドスタイルを確立したオリジネーターの姿を見てアガル。(M)
ひょんな縁で、プロ野球セ・リーグのクライマックスシリーズ第2ステージの第2戦を見ることに。
今回はG党1名、ハマ党1名、無所属1名の計4名と言うフレッシュなメンツでの観戦。
個人的には、リーグ優勝できなかったひいきチームの日本シリーズ出場をかけたリベンジマッチなのだが、やはり気持ち的にはイマイチの盛り上がり。
出場チームが確定する前にチケットを販売するので、ビジターチームの座席には結構空席があったし。
ゲームの方は、シーズン中は肝心なところで打たれていたガラスのエースの気迫の投打に、同じくシーズン中はリードに打撃に微妙だったシゲシゲや、ほとんど助っ人にならなかった外国人選手の大活躍他多数で、きっちり勝利をものにする展開。
恒例の試合後の反省会でも、G党のH君の悪い酒は進む一方、。
ちなみに、翌日もあっさり勝利して胴上げなきシリーズ進出を決めるというオマケつき。
10月後半までひいきチームの試合が見れる嬉しさはあるものの、やはり、2リーグの6球団制では正直どうだろうとの念を強くした次第。(M)
ブルース・スプリングスティーンのニューアルバム「MAGIC」を購入、深夜に一人ヘッドフォンで聴く。
Eストリートバンドとの最後のスタジオアルバムとも噂される作品。
今までのスプリングスティーンとEストリートバンドとの作品とは違う、大人の、せつなく、染みる、美しい作品。
前作のライジングのような強さではない強さに満ちた作品。
裏通りのチンピラ然とした昔の写真のメンバーからは、かなりの長い時間が経過したのだな、と言う当たり前の現実を突きつけられる作品。
初聴の感想。(M)
プロ野球も大詰めとなり、2週間で5試合もごひいきチームの試合を生観戦し、結果は2勝3敗、、。
そして、結果的にはその5試合目の、首位を争うチームとの大一番に負けたのが致命傷でリーグ優勝も逃す結果に。
日本シリーズ以来、久々に緊張感のある試合の生観戦ではあったが、ひいきチームの今年の悪い流れが全部出た試合で、結局は力負け。
終了後の恒例の居酒屋も、愚痴の連発になりそうだったので、早めに終了、。
2リーグ制で12球団しかない日本のプロ野球で、リーグ優勝しないチームがクライマックスシリーズとやらに出場して、万が一優勝してもどうなんだろう、と思いながら、自分の中の今年のプロ野球はひとまず終了。(M)
日米の野球のシーズンが大詰めを迎えると、アメリカンフットボールのNFLのシーズンが開幕。
今年も、週3回は試合放送の録画をして、1試合3時間弱の試合を見る約5か月がスタート、と思ったら、ひいきチームの監督が開幕戦におけるルール違反(ビデオによる相手チームコーチのサイン盗撮行為)で厳罰処分をくらう、というなんとも微妙なニュースで、。
本人は事実を認めつつも、試合中に撮影した映像を元に作戦を立てていないと言うような苦しい弁明をしていたが、結局は監督に5,000万円の罰金、チームの来年のドラフトへのペナルティという決定で落ち着いている。
近年のNFL随一とも言われ、名将、知将の名をものにする監督がなぜ、というか、今までの数々の名勝負の感動や、沈着冷静なNFL随一のクオーターバックへの賞賛や記録にも泥を塗る行為で、かなりがっくり。
アメフトは試合数が少ないので、シーズンの前半で監督が交代するようなことがあると、基本、ほぼそのシーズンはジ・エンドになってしまうので、今のところはその監督も辞任する様子はなく、ファンやスタッフへの謝罪のコメントを出すことで、現在も采配をふるっている。
事件が発覚して、最初のゲームとなるホームでの試合で勝利した後に、主要選手が監督に駆け寄り、何がしか励ましのコメントのようなことを言っているのを見たが、チーム的には事件後もモチベーション高く進んでいるようで、負けなしの好スタートを続けている。
しかしなんともやりきれない。
普通は辞任だな。(M)
活動を停止していた知人のバンドの、アニバーサリー復活祭となる、北海道での野外フェスライブを見に行く。
そのバンドのライブ中は、さまざまな事柄がよぎり、集中してライブを見るのが難しかったが、そんな中でも一番印象に残ったのは、オープニングSE後にステージに登場した際の、各メンバーのはにかんだような笑顔だった。
当事者でしかわからないさまざまな思いの向こう側にある自然な微笑み。
ライブも若いミュージシャンとは違い、ブランクを感じさせないさすがの出来で一安心。
旅のメイン目的であるライブが昼の3時に終わってしまい、その後、広い会場内をだらだらしつつ酒を飲み、知人系のBBQにおじゃまし、いくつかのライブを見て、夕方からの矢沢さんのライブを待つ。
夕暮れからあたりが暗くなる頃に白いスーツ姿の矢沢さんが登場。
ステージに登場してからアンコールのタオル投げまで、一瞬たりとも目を離させないオーラ感、メリハリのきいた楽曲、筋の通った歌唱、JBの継承者とも言うべきアクション、大人のウイットに富んだMC。
ロックンロール、ヨロシク、OK、サンキューと何度言ったかわからないが、一つ一つに矢沢さんにしか出せないリアリティがあった。
自分がミュージシャンのライブを見に行くようになってから、30年以上の月日が経つが、なぜもっと早く見なかったのか、と思うほどの圧巻の日本語のロック。
まさにスター。(M)
日本のごひいきチームの主力が、怪我(病気)で手術が必要となりそうらしく先発から離脱。と同時にチームも少しづつ順位を下げ始め、今シーズンはいろいろな意味で終了ムードの中、
アメリカ大リーグではヤンキースの松井が、自身の故郷である石川県の少年野球チームの子供達の応援を受けて、ヤンキースタジアムで見事に2ホーマー。
たまたま前日のニュースで、その少年達からの激励の模様を見たが、
松井選手!明日の試合でホームランを打ってください!
という少年の夢をかなえるのは、現実にはなかなかできないことで、たまたまつけたTVの生中継でそのシーンを見て、かなりジーンとしてしまった。
念願のアメリカに行ってから、日本のころのような大活躍をしているかといえばちょい微妙、そして昨年の試合中の怪我での戦線離脱と、ツキもないように見えた松井だが、この7月くらいからとにかく調子が良い。
実は何気に努力の人で、不振のときは鬼の居残り素振りとかもするらしいので、そこらへんもあるのだろう。
順調にいけば、来年は大リーグでプレイとも噂される私のひいきチームの主力選手も、なんとか復活して、またWBCのホームランのような感動の場面を演出する日を待ちたいと思う。(M)
最近は、やたらとハードロック、へヴィメタルなどを聞いている。
いわゆる様式美の世界で、お互いの技を競い合うかのような、、。
過剰にエモーショナルな歌やギターがガツーン。
今、一番聴きたいのはRATTの1st。(M)
20年前からの付き合いで、特に自分が20代の時に仕事関連で
ものすごくお世話になったミックさんと、名古屋にて4年振りくらいの再会。
数年前に体調を壊されたとうかがっていたので、ミックジャガーのソロ公演のTシャツを着つつの不良感バリバリの元気そうな姿に感動する。
お互いバタバタしていたので3分くらいの会話で終わってしまったが、今度は酒など飲みつつ、ロック話などしたいなと。(M)
知り合いのKさんと入店した地元のロックバーにて、
ルースターズ、モッズ、ARB、シーナ・アンド・ザ・ロケッツのライブの収録されたDVDなどを見せてもらう。
私は初見だが、Kさんは既に3回か4回ほどその店で見ているという。
一緒に行った人が、何気にそれを見たがる、と。
4バンドとも生でライブを見たことがあるが、このDVDに収録された映像は初期のものが多く、バンドごとに趣がありつつも、とにかく性急なビート感がたまらない。(M)
出張で学生時代をすごした街、京都に行く。
仕事が終わって、雨の降る中、四条河原町界隈をぐだぐだ歩く。
昔からの店が今も存在しているだけでそれだけで一人盛り上がってニヤニヤ。
偶然入ったロックバーは、店員含め、その場の客皆がレッチリの大阪ドーム公演帰りらしく、レッチリ1色だった。(M)
久しぶりに訪れたキングクリムゾンのマイブーム。
それも「ディシプリン」以降という普通はないパターンでの確率変動中。(M)
長い1日の仕事が終わり、恵比寿にて打ち上げという名の飲食をした後、久々に会うHさんをつかまえて、さらに同じく恵比寿にて軽く飲み、住まいの方向が同じという理由で、無理やりタクシーで自由が丘に移動したまではよかったが、
人やネオンの気配もない日曜日の2時過ぎ、、、。
酩酊する意識の中から、地元のロックバーマップをたぐりよせ、なんとか営業中の店にもぐりこむ。
日曜の深夜、先にいる客はブルースについて語るミドルが1人。
さらにHさんと酩酊し、ディランとジミヘンをリクエストして満足し、その後店を4時に出ると、既に空は薄く明るくなっていて、その朝焼け前の空の色具合に、いたく感動しながらよろよろと帰宅。(M)
ひょんな経緯で、あのマー君が登板するイーグルスの試合をドームで見ることに。
マー君もまだプロでバリバリという感じの体つきではなかったが、何とか試合を作ってから降板。
最終的にはイーグルスの勝利というレアな結果に。
しかし、2階スタンドに客を入れないで行われるペナントレースの試合というのは、なんとも寂しい限り。(M)
アメリカでメジャーリーグベースボールが開幕し、松坂が活躍するかどうかなどの話題もありつつ、日本のプロ野球もパリーグに続いてセリーグも地味に開幕。
ひいきのチームの今シーズン生観戦に集まった4人は毎度おなじみの顔ぶれ。新戦力についてや、他チームのことなどあれやこれや語りつつも、調子の出ないマサが崩れるべくして崩れ、ゲームはG党が溜飲をさげる結果に。
そして、球場近くの行き着けの店での反省会でも、一番の話題はひいきチームの新戦力である自称「野球小僧」のこと。
「お金じゃない」と言ってからの迷走で、このオフ一番の話題の選手であった彼がまさか入団することになるとは、。
確かにテスト生から契約、そして1軍入り、スタメンを実力で勝ち取ったところまでは、認めるものの、、、。
フォア・ザ・チームという部分で問題を起こしがちな問題児?は俺竜監督しか、うまくコントロールできないと思いつつ、試合を見る限りは、まだまだ「俺が4 番や」というブンブンスイングで結局ノーヒットで終わった。
複雑な心境のまま酩酊し帰宅。(M)
ストーンズの今年の夏のヨーロッパツアーが発表になった。フェスと巨大な競技場とアリーナの組み合わせで、さすがにツアーはこれが本当に最後では?と思わせる、。
チャーリーも、もう本当に家に帰りたいだろうし。
まだ、1ストーンズファンとしてかなっていない夢の一つである、ストーンズをイギリスで見るというチャンスも、いよいよ今回が最後なのか、。
ツアーファイナルのロンドン公演を見たい、、、。(M)
先日、「魂のラリアット」というスタン・ハンセンの自伝を読み、久々に昭和の古きよきプロレスに思いを馳せる。
基本的には、「新日」好きな自分であるが、ハンセンのように、全日、新日を渡り歩いたレスラーの自伝なので、移籍にあたっての生々しい裏話なども含めて興味深かった。
もちろん、そんな裏サイドだけでなく、アメフトの選手を目指していたアメリカの田舎の青年が、ひょんなことからプロレスラーになり、そして超一流な「ガイジン」レスラーになるまでが、控えめなタッチで描かれているのが良いのだが。
本の中では、当時の回想として、いろいろなエピソードが出てくるが、馬場、鶴田、アンドレ、ブロディ、ゴディなど、既に故人となっているレスラーも多くやや感傷的に。
読後は、数々の記憶に残るレスラーたちをネットで検索して、いろいろな名勝負のシーンを思い出してみたり。(M)
自分で見るのが人生3度目、最後に見てから23年振りとなるギター神、マイケルシェンカーのライブを、当日券を購入して渋谷AXに見に行く。
なんでも、昨年の来日時に、冒頭の3、4曲目で演奏がうまくいかなかった神が、ギターを放り投げてコンサート中断、そのまま中止となったいわくつきの東京公演の振り替えのオマケのようなスタンディングライブで、。
昔は大阪城ホールや、大阪南港フェリーターミナルみたいな巨大なところで見た記憶があるが、あまり詳しい内容は覚えていない、。
マイケルももう50?を超え、会場を埋めた客も、仕事帰りのリーマンを中心に年齢層高めの男性が目立った。
コンサート自体は、終始ご機嫌な神が丁寧かつバリバリとギターを弾きまくるもので、ギターソロはもちろん、それ以外の部分のプレイもかなり冴えていたと思う。
中盤ちょっとした機材トラブルがあり、場内はハラハラドキドキのムードに包まれつつも、今日の本人は最後までコンサートを投げることはなかった。
私もそうだが、客の多くは、演奏がギターソロのところにくるとつま先立ちして神のプレイを凝視、そして大歓声。
セットリストもUFO以降の彼のキャリアのベストみたいなセットで大満足。アンコールでの「ロックボトム」、「ドクタードクター」では、場内の男子、というかミドル連中の大合唱で、一種異様な熱狂だった。
ピュアで気のいい(気の弱い)ミュージシャンが経験する業界のネガティブなことのほとんど全てと思われるような過去の出来事、そして、その彼の生き様がそのままフレーズになるかのような哀愁あふれるギターの旋律と、フライングVを股に挟み込むようにしてギターを弾く彼の姿を忘れることはないだろう。(M)
アルバムのリリースから結構経ってから、やや唐突に来日の感もある、スティービー・ワンダーのライブを初体験。
日曜の15時開演のさいたまスーパーアリーナという仰天なシチュエーション。
客席は半分くらいの入り(もともとがでかい小屋で、おまけに2days)で、正直、客の熱狂という部分では淋しいものがあったが、ライブの内容的には満足。
ソウル(ロック)の伝説が、本当に首を振りながら、あの声で歌うし、あのハープの音色を出すという、。
前のブロックで見れたのもあるけど、とにかく大きい人だった。
身体のサイズはもちろん、それ以外のなんか全てがでかかった。
ツアーとかはしてないはずだけど、そんなブランクとか感じさせないのは音楽神に選ばれた人だからだろう。
天才とか、アーティストとか、という呼び方が許される人だけのことはある2時間の音楽体験。
終盤に演奏された、お約束のベタベタな「I JUST CALLED TO SAY I LOVE YOU」とかも、生で聞くとその楽曲の骨格とかの太さ、歌の生命力とかが圧倒的だった。
「心の愛」、、、まさに。(M)
アメリカンフットボールのNFLも、スーパーボウルが終了し、半年に渡ってのシーズンが終了してしまった。(この後オールスターゲームもあるが)
ひいきチームは、スーパーボウル1つ前の準決勝にあたるゲームで敗退したので、スーパーボウルは比較的穏やかなムードでのTV観戦となり、予想通りひいきチームを破ったコルツが勝利した。
ゲームの司令塔である、QB(クォーターバック)の能力が、圧倒的にコルツの方が秀でているので、最後は完勝といったゲームだった。
さすがに、コルツとひいきチームのゲームのような最後まで緊張感あふれる試合とはならなかった。
プレイオフシリーズに入ってから、「最後は精神力(ハート)の強い方が勝つ」みたいなことをひいきチームのQBが発言していたが、まさにその通りで、いくら身体能力が高くとも、常に冷静な判断ができないQBは、勝利を手にすることができないし、奇跡を呼び起こす運もやってこない。
華やかなオーラのあるQBも好きだが、昔ならばモンタナ、今ならばブレイディみたいなクールなQBには強くひきつけられる。
試合と別次元ながら、今年のハーフタイムショーのプリンスの激しい雨の中の「パープルレイン」にも感動した。(M)
知人と乃木坂で飲んでいて、面白いロックバーがあるから行こう、ということになり、六本木の裏通りの、看板も出ていない店に入店。
ほぼ真っ暗な店内で、カウンターの壁にTVモニターがカラー2台、モノクロ1台とあり、そのTVの灯りでマスターのシルエットが浮かびあがるような暗さ。
TVモニターの正面のカウンター席というベストポジションに陣取り1杯注文後、友人の「最高なジミヘンを!」というリクエストに始まり、「最高なニルヴァーナ」「最高なストーンズ」「最高なフー」「最高なゼップ」「最高なエアロ」「最高なAC/DC」そしてなぜか「最高な?ボストン」と大音量で映像ソフト(正規、裏版おりまぜ)のシャワーを浴びた。
音は昔の新宿ローリングストーン並みとは行かないまでもかなりでかめ。音像の再生が爆発的に良く、まるでミックが目の前で歌い、ジミヘンやピートが目の前でギターを弾き、ジョン・ボーナム、キース・ムーンが目の前でドラムを叩いているかのようなすごい体験。
結構有名な映像もあるので、個人的に見たことが何度もあるはずなのに、酒の力もあいまってなんかとにかくすごかった。
学生時代の京都在住時のロックバー初体験を思い出すかのような興奮だった。(あの時聴いたドアーズは魔法のようだった。)
締めにもう一度「最高なストーンズ」を見てから店を出たが、友人によると、営業は夜22時からで朝の10時くらいまでやっている日もあると、、。
店の入っている建物の3階には「○○○○倶楽部」というこれまた普通ありえない名前の怪しげな看板も。(M)
ちょっとした縁とNさんのご好意もあり、名古屋ダイアモンドホールにてジョン・レジェンドのライブを見た。
アメリカでは1stアルバムがバカ売れ、グラミー賞も受賞の男子ソロR&Bシンガー。
日本ではまだブレイクまで行かないものの、昨年リリースのセカンドアルバムが非常に好みの作品だったのでかなり楽しみにしていた。
とにかく曲が良く、声がスムーズに入ってくる。
実際のライブは、ステージセンターに置かれたピアノを弾きつつ、横を見るような形の流し目びんびん。
前半からニューアルバムの曲で飛ばしつつ、ピアノを演奏しない形でも軽快に動きながらのステージ。
日本公演の中でも特に小さな小屋というのもあり、まさにスモールクラブライブという趣き。
バックもこのジャンルにしては、若めな顔つきながら、ファミリーぽい結束力もあり、そつのないサポート。
前半は本人の高音がきつそうだったのが、中盤からはぐいぐいと押し込んでくる感じで、声もいい感じに。
MCも平易な英語でわかりやすく、初ライブである名古屋のご当地のあおりも程よくブレンド。
途中、客席から女性をステージに上げて、一緒にダンスして自分のシャツを脱がせるという演出もあったが、ここらへんを過度にいやらしくなくサラリと行えるあたりに本人の人柄を感じさせた。
後半は結構聴かせる系で見せ場を作りつつ、アンコール込みで1時間半の短さながら、それを感じさせないあたりがさすが。
話によると、翌日はシンガポール、その後、また日本にTV出演のため戻り、その後は香港へ、と。
ハードワーキングマンに、新年最初のポジティブなパワーをもらった夜だった。(M)