福岡のとある飲食店で矢野顕子さんに遭遇、あの顔でした。
福岡空港で朝8時に氷川きよしと遭遇、あのスマイルでした。
恵比寿のドラッグストアでYOUさんと遭遇、あの雰囲気でした。
約12時間内の出来事でした。
(M)
ある野外フェスに仕事で行きました。残念ながら、天気も微妙で、
フェスとしてはお客さんの数もやや微妙でしたが、噂通りの圧倒的なロケーションでした。
緑、山、芝、空気、そこらを飛ぶ昆虫、地面で動くミミズ、その他見たことのない生き物の多さ。
ミミズなんて何年ぶりに見たのだろうか。
晴れたら本当に凄い場所だな、と。
(M)
赤坂ブリッツにて、当日券を買ってチャックベリーを見てきました。
会場に入ると、ちょうどオ−プニングのO.P.Kingが始まってました。1Fはほぼ満員で、その1/3が彼らのファンでしょうか?
確実な演奏と、ノリの良い楽曲、個々のキャラ立ち、ツボを心得たカバー。
なにより、とにかく楽しそうなのが良いですね。どちらかと言えば、命を削る系の音楽が好きな私としては、いろいろ考えさせられる45分間でした。
そしてあっさりと転換が終わり、8時ちょうどに「神様」チャックベリーがいとも簡単に登場、。
過去「へイルへイルロックンロール」という映画など、映像で見たことはありましたが、ライブは初めてでした。
さすがに70歳を越えてるので、全盛期の頃のモテ顔のイケメンでは
なかったですが、真っ赤なシャツに、すらっとした長身、そして本当に手のひらがごつく、でかかったです。。
ギターの巨人には手(指)のデカイ人が多いのですが(ロバートジョンソン、ジミヘンなど)20mの距離から見てもデカイ手のひらでした。さて、肝心のギタープレイは、、、。ほとんど弾かない、というか弾けない?凄さで、肝心の所は全部ピアノにソロを取らせてました。
イントロのヨレ具合、歌詞忘れも、ほんとに凄かったです。ブルースの曲にいたっては、、、。
表情からはうかがえませんでしたが、調子が悪かったのでしょうか?
とはいえ、ロックンロールのギター奏法の基礎を発明した巨人なので、そんな状態の演奏でもリフの間(ま)とかは最高でした。ダックウォークらしい動きも3 秒ほどありましたし。
そんな微妙な状態で、最後の曲でステージに20人ほどの客をあげたのですが、、。
客が盛りあがりすぎて、その場で踊るだけではなく、演奏中のチャックの汗を拭いたり、ハグしようとする女子や、無理やりステージに人を上げようとして、チャックに突き落とされてた男子もいたりのハチャメチャぶりで、。
本人の思いでは女の子だけステージに乗せてかわいらしく、盛り上げて、という趣旨だったと思いますが、最後はどう収拾つけるのかな、という感じになってました。
でも、実はその曲でのチャックのギターのピッキングのアタックや、音色、出音は、それまでのダラダラぶりとは本当に別人のカッコ良さでした。
(M)
梅雨明けの太陽が照らす中、千葉で行なわれた都市型夏イベントライブ「サマーソニック」に行ってきました。
フジとよく比較されるこのイベントですが今回初めて行きました。
目当てはトリのレディオヘッド。彼らは、現在、世界各地のイベントライブに精力的に参加しつつ、この秋からは本格的なヨーロッパ、アメリカツアーも予定されています。
まぁ彼らのライブを海外に見に行くと思えば、13,000円のチケット代は安いかな、というのが今回の千葉行きの動機でしたが。
シチュエーションも、呼ぶメンツも違うイベントを比較してもしょうがないですが、やはり若い参加者が圧倒的に目立ちました。
13時過ぎに会場入りして、腹ごしらえをし、インドアスージで、マンドゥ・ディアオ(この読み?)を覗こうとしたら、早くも入場規制、。以前、メッセでレイジを見た時ですらソールドアウトしなかったのに、、。
というわけで、インドアの他の出演者を諦めて、早くもマリンスタジアムに歩いて行くことに。
今回は他にマーズ・ヴォルタ(読み方?)や、謎のドアーズとかも時間が許せば見たかったのですが、。
マリンではブロンディーがライブ中で、デボラハリーの厚い化粧と、その貫禄にせつなくなりつつスタンド席に着席。
照りつける太陽→生ビール→汗→太陽→生ビール→汗の繰り返しで、次のグッドシャーロットという、アメリカというよりは日本型の青春パンクバンドサウンドをBGMにウトウトしながら過ごしました。
次に登場のステレオフォニックスは演奏がしっかりしていて良いのですがやはり地味さは否めず、その後のストロークスの時に、レディオヘッドに備えてアリーナに移動しまぁまぁの位置をキープしました。
ストロークスは日本でも人気のニューカマーで、パワーポップのジャンルに入るのでしょうか?メンバー全員、ふてぶてしさと甘さをもったルックスで、楽曲も確信犯的な感じでちょっとは期待しましたが、。
1stアルバム以降一向に次回作が出ず、マリンで披露された新曲も、1stの楽曲に比べてはかなり落ちるかな、と。
夕暮れから夜に向いはじめていよいよお目当ての登場です。
個人的には、前回の来日の際のアンコールで、ニールヤングのカヴァー演奏があっていたく感激したライブ以来となります。
客の熱狂は凄まじく、おそらく彼らのライブを初めて見る人も多かったようです。
とにかくトムヨークの声と、そのオーラに圧倒されつつ、彼の謎の踊り、踊り、踊り。
肉眼で全体を見つつ、双眼鏡で細部を見て、会場のビジョンでさらにドアップを見ました。
カリスマは違います。
イヤーモニターの形状も含めて宇宙人のようでした。
私生活の匂いを感じさせない凄さ、。彼は普段何をしてるんだろう、。と思わせる凄さ。
容姿的には、やや歳を取りつつジョーストラマ−化してきてるなぁ、
などと勝手に思ったりもして。
演奏的には、バンドのテンションも高く、(なぜかこの日はベースがノリノリ)イベントライブを意識してか、バランス良いセットリストでした。
本編中盤以降のトラブルから上手のギターが、微妙なテンションになったようにも見えましたが、、
そして、、
ネットの書き込みでも騒然のアンコールラストのあの曲の演奏、。突き上がるこぶしと合唱が凄かったです。
演奏が始まる瞬間、「あっ演奏する」と感じさせる刹那が確かにありました。
凄い曲は凄い。このシンプルな楽曲の持つ生命力の力強さ。
以前、地元のオックスフォードでのライブの時は、機材トラブルから
突然の演奏でしたが、、世界的にも、もうほとんど演奏されなくなったあの曲を演奏したのは、どんな思いから?
日本のファンへの思い?
もしくは巨大なイベントの大トリを用意した昔からのイベンターに対しての思い?
そんな余計なことを考えながら満員スシづめの京葉線に揺られて帰路に着きました。
(M)
この週末からイベントライブシーズンが本格的に到来ということで、ドキドキしている人も多いこのごろだと思います。
しかし、今年は長梅雨による微妙な天気続きで、各地で自然の演出によるさまざまなドラマが展開されるかもしれません。
かくいう私はフジを見送り、サマソニの2日目チケをようやく購入しました。
フジの2日目が売り切れたり、サマソニの2日目が完売まじかと、各地のイベントもメンツが良いとかなりの集客があるみたいです。
そんなロック系のイベントとは違うのですが、去年、おととしと訪ねた、小さくて素敵なイベントが今年もあります。
夏イベントというのは語弊がありますが、夏しか開催されないので夏イベントだと思います。
昼過ぎから夕暮れ、そして夜にかけて、時間の経過とともに何度も幸せな時が訪れるはずです。
本当に素晴らしいです。
興味のある人は、ある人工衛星の名前から調べてみてください。きっとその場所にたどり着くはずです。
(M)
赤坂ブリッツにてパティ・スミスのライブを見た。以前フジロックで15分くらいだけ見たことがあるがフルライブは初めてだ。
序盤はモニター等の調子が悪そうで、やりづらそうにしているのが見てとれてこちらもドキドキするが、中盤から俄然盛り上がってくる。
一応演奏曲順があるようだったが、後半は1曲演奏ごとにステージでなにやらメンバーどうしで話しながら次の曲がスタートする。
通常のロックコンサートだと、全体の流れを重視して、有名な曲や盛り上がる曲を後半にうまくつなげて流れを作ることが多いのだが、カレッジバンドぽい(プロぽくない)風情のバンドからはそういうムードはないように感じられた。
ステージ上の彼女から放たれる圧倒的なポジティブな意識というものがイヤミなく伝わるのが凄い、。
アンコールの最後で、ギターの弦をまさに1本づつ引きちぎりながら、反戦や平和、商業的な音楽システムへの嫌悪を叫ぶ姿にも感じるものがあったが、個人的には「ピープル・ハブ・ザ・パワー」の演奏中に彼女が叫んだ
We can do anything !
という言葉に深い感銘を受けた。(M)
昼間、目黒駅前に当社のベンツを1時間ほど駐車しておいたところ、見事に姿がなくなっていた、。人通りの多い場所で、カギもかけていたのだが、、。
めったに盗難などにあわない日常生活でも、いざそういう場面に自分自身が遭遇すると、本来その物があるべきはずの所を何度も行ったり来たりするもんだな、と。(M)
最近、個人的に話題のリリースと言えば、レディオヘッドの新譜と、例のバンドの2枚組DVDとなります。
レディオヘッドに関しては、意地になってコピーコントロールでない
CDを購入しました。(アマゾンの通販サイトでアメリカ盤の限定盤です)
内容に関しては、聴けば聴くほど良さが伝わる作品で、逆に言うと
パッと聴きのインパクトが後退した分、ソングライティング的には、息切れしてきたのかな、と思います。
まぁあの声が流れてくると、そんなことは些細なこととなるリスナーが大多数でしょうが、。(かくいう私も)
例のバンドの2枚組DVDは、やはりただひたすら凄いです。購入した人の感想は、だいたいそんなリアクションだと思いますが、。
ロックに目覚めた25年前くらいから、現在にいたるまで、どうもそのバンドとは相性が悪く、というか私がアマノジャクなだけかもですが、そんなに好きになれないでいたのですが、これには降参です。
この作品を観た多くの人が、ディスク2の途中ぐらいから眩暈をおこし、船酔いにも似たトランス状態に突入しているのでは?と思います。
VOが胸毛をアピールしようが、縦割れアゴだろうが、Gの服装や、ステージアクションがカッコ悪かろうが、来日の度に西新宿のブート屋にひんぱんに通う姿が目撃されようが、そんなことは関係ないのです。
カメラがステージ前と、ドラム後ろからの2台しかなかろうが、当時のカメラの構造的問題で、画面に横線が入ろうが、カット割りが的確でなかろうが関係ないのです。オマケ映像のTV収録場面のスタジオの様子が、いくら寒々しかろうが関係ないのです。
とにかく、リズム隊が、、。 (M)
1989年くらいから、毎年1回を目標に、海外ROCKの旅に行っていたのですが、そんなに金も暇もあるわけではなく、今回は久しぶりにその機会となりました。
ROCKの旅と言っても、ライブを海外で観る事がメインになるのですが、今回は、パリでニールヤングのソロライブ、ロンドンでBスプリングスティーンの野外ライブを観るのが目的でした。
ロンドンは今回で7回目で、やや慣れている所もありますが、パリは初めてで、言葉の壁が行く前から立ちはだかりました。現地のフランス語のチケット予約サイトでの事前購入などもできるわけもなく、当日券に頼るのみという、、。
この時期、ヨーロッパは凄いことになっていて、5〜6月の間だけで、ストーンズ、Nヤング、ブルース、ルーリード、レディオヘッド、ビョーク等々と入り乱れてどこかしらでライブをやっているという状況です。
パリのNヤングのライブ当日は、ブルースがワールドカップの決勝が行なわれたサッカー場でライブを行ない、その翌々日にはルーリードが別のホールでライブを行なうという、、本当にうらやましい、。今回はブルースを中心に置きつつ、その前にNヤングを見るか、後にルーリードを見るかかなり迷いつつ、結局はN ヤングとブルースの組み合わせを選びました。
そのNヤングのライブは、今回はバンドスタイルではなく、本人がギターとピアノの弾語りで行なうライブでした。フジロックでは激烈なバンドセットに大感動だったのですが、珍しいソロライブを見てみたいというのが、ルーリードよりNヤングのスケを優先した理由です。
会場は東京国際フォーラムのようなきれいなところで、チケットは当日券で前から15列目の上手端の補助席をゲット、客席はほぼ満員でした。客層はさすがに年齢層が高く、30代後半から40代、50代が中心だったと思います。
内容的には、第1部がこの後発売される?アルバムを、物語り的なMCでつなぎながら、2時間弱で10曲ほど演奏。第2部が過去の名曲を8曲ほどさらに40 分演奏、という構成でした。いずれも座っての演奏でした。
昔のヒット曲を求めている客に対し、1部で、新曲のみをメインに持ってくるあたりが、頑固爺たるところでしょうか。英語のヒアリングができればもっと楽しめたと思いますが、それでもかなり期待の持てる新作の内容でした。
そして2部は、泣ける曲のオンパレード。特にバッファロー時代の曲や、ラストの「ハートオブゴールド」はまさに鳥肌でした、。
Nヤングのアコギ、ハープの上手さはもちろんのこと、やはりあの声の哀しい響きが全てだなと、当たり前のことを再度実感、。
余韻に浸りながら会場を出て、しばらく歩いて行くとライトアップされた凱旋門が現れるのはこれまた凄いな、と。
翌日はペールラシューズと言うところの墓地にある、ドアーズのジムモリソンの墓参りに行ってきました。有名な人の墓地がたくさんあるようで、園内の地図にしたがって行くと、すごいしょぼくれた墓石があって、、。有名な本人の顔形の石はなく、世界各地から訪れた
ファンが供えたさまざまな品でややゴミ箱化してましたが、しばし手をあわせてきました。
以前メンフィスまで行って訪れた、グレースランド内のエルビスの墓石前で感じたものとは違うスピリチュアルな感じがありました。
以前からパリに墓があるのは知ってましたが、訪問しようと決めたのは前日のことで、自分がそこにいるのも不思議で、またジムモリソンがそこに30年以上も眠っている?ことも凄く不思議な感じがしました。 (M)
先日、久々に新宿の老舗のロックバーに行きました。
昔の新宿には、700人くらい収容できる有名なライブスペースがあり、連日ライブが行なわれていた時代がありました。2階席ではディナーを食べながら、というのが売りの小屋でした。女性スタッフの制服がバブル期を感じさせるデザインで、。
その時代は、何かにつけ新宿3丁目の飲み屋で飲むことが多かったように思います。1軒目、2軒目と3丁目内で移動しつつ、最後にはその地下の薄暗い店に入っていくのでした。
ドアを開けると大音量でロックが流れ、席に座って注文をすると同時にリクエストカードに聞きたい曲を書き、DJブースのDJに渡してその曲がかかるのをドキドキして待つ。
そこの店は一人でいる客も意外に多く、その客層も新宿の外れの店らしい雑多な感じが印象的でした。ある時はそこで曲に合わせてストリップが始まったこともありました。
ロックに限らず音楽をデカイ音で聞くこと、。コンサート会場であれ、部屋であれ、ヘッドフォンであれ、屋外のどこであれ、そこには当然のごとく気持ち良さがあります。
それに対するリアクションは人それぞれですが、その日のメンツはほぼロックバー初体験の輩ばかりだったので、反応を見ているだけでかなり楽しめました。
1つの曲が終わって次の曲のイントロが流れる瞬間の皆の表情、、。
ミュージシャンであれ、スタッフであれ、普段は自分達がオーディエンスに向けて、コンサート等でその瞬間を演出しているはずの彼らの見せる表情、、。
一瞬のドキドキ感に耳をすませ、好きな曲がかかった時の無邪気に喜ぶ様が、たまらなく面白く感じられたのでした。
(M)
レコーディング・ツアー・レコーディング・ツアー!!の怒涛の日々がようやく落ち着きました。
GW中の一日くらいは休息を取ろうと思い、「24アワー・パーティ・ピープル」という、マンチェスターミュージックムーブメントの一部分を切り取った映画を見に行きました。で、帰りにレンタルビデオ屋さんで「NO FUTURE」(セックスピストルズのドキュメンタリー映画)と、WILCOが音楽を担当した「チェルシーホテル」を借りました。そして、忙しくて最近行けてなかった中古CD屋めぐりをして、帰路についたわけです。
これはこれは素晴らしい休日です。
ずっと一人だったという事実はありますが。
あー、私って音楽好きで、音楽に救われとるなぁとしみじみ思うたびに、思い出すことがあります。
大学時代、その当時お熱だった音楽好きの男子と(ストーンズ狂でした)会う度音楽論争をかなり本気でしていたのですが、その日のお題は「音楽は人を救えるか」。
私はいつだって辛いことがあった時には、音楽を聴いて感情を取り戻していたので「救える!」と言い放ったのですが、彼は「救えない」とピシャリ。ギャピギャピと反論する私に決定打が放たれます。
「じゃあ、何でカート・コバーンは死んだんだよ?」
あうあうあう・・・。言い返せませんでした。未だにその答えを探してます。これからここで見つけられるといいなと思います。(L)
最近、元ローリングストーンズのメンバーだったビルワイマンの書いた分厚い本を読んでいる。
60年代のエピソードが大半を占めているので、その頃のアルバムを聞きながら読むと、かなり立体的に楽しめる。
もの凄いページ数に、ビルの日記をベースにした回顧的な文章、デビュー時からの写真はもちろん、チケット、フライヤー等々、さまざまな珍しいアイテムがぎっしり盛り込まれている。
ライブを行なった日やRECを行なった日のデータも充実していて、自分の誕生日に行なわれた出来事はないのか、などとミーハーに探したりの楽しみもある。
文章をじっくり読まず、眺めているだけでも確かに楽しめる本ではあるが、ページが進むにつれて描かれるバンドのストーリーは、読む者をかなりズキズキさせる。
古今東西、洋邦、性別、音楽性、成功の如何を問わず、バンドという集合体を選択した時に起こることが、そこには淡々と書かれている。
続けること、ROLLINGすることの難しさを実感しつつ、夢のように過ぎた3月の来日公演に思いを馳せるのだった。 (M)
ムーヴィング・オンは2002年12月に誕生した小さな会社です。
その母体となるいくつかのインディーレーベルから産まれた新たな才能が、マネジメントにまで発展して現在の形となりました。
当サイトの誕生まで時間がかかりましたが、今後はここから新たな才能や、その情報を発信していければと思います。
よろしくお願いします。(M)