【INFORMATION】2023.5.26 隅倉弘至生誕50年ライブ 2Days 開催決定!! 2023年8月31日(木) 隅倉弘至生誕50年ライブDAY1 〜生誕祭バンド 編〜 2023年9月 1日(金) 隅倉弘至生誕50年ライブDAY2 〜初恋の嵐 編〜 @ Shibuya WWW 隅倉弘至生誕50年ライブ 特設ページ 2017.6.14 「バラードコレクション」「Untitled」初配信リリース 1st mini album「バラードコレクション」、1st single「Untitled」の、2作品の配信が6月14日よりスタートしました。 1997年に大学の友人同士で結成されて以来、マイペースな活動を続けていく中でリリースされた「バラードコレクション」は、その後も彼らの代表曲となる「星空のバラード」はじめ、 ほぼスタジオライブ風なレコーディングも相まっての瑞々しい魅力にあふれた6曲を収録。 そして、「バラードコレクション」の翌年にリリースの「Untitled」は、西山含むメンバーの演奏シーンを見ることができる貴重なMVでおなじみの、タイトルトラック「Untitled」の完成度の高さで、彼らがシーンで注目を浴びるきっかけとなった3曲入りのシングル。 ●iTunes 「バラードコレクション」、「Untitled」 ●レコチョク 2011.12.9 初恋の嵐が活動を再開しました。詳細は初恋の嵐Official HPへ。 初恋の嵐のメンバーである西山達郎さんが、2002年3月2日に急性心不全の為ご永眠されました。ここにご冥福をお祈りします。 【PROFILE】members...西山 達郎 / Vocal&Guiter 隅倉 弘至 / Bass 鈴木 正敏 / Drums 97年、元々大学の友人であった3人で結成。 99年1月に、西山がそれまで並行して活動を行っていたカントリー・ロック・バンド「コモンビル」の活動に専念する為一旦解散するが、00年7月に「魔がさして」再結成。が、ベースが留学のため脱退、隅倉弘至が加入してライブ活動を行う。 【DISCOGRAPHY】1st Single 『Untitled』 2001.8.1 Release Mule Records ANTX-1004 ¥1,047(tax in)
今の気分は無題です。 初恋の嵐は撃つ。彼らは、突然やって来ると、圧倒的な精度でもって聴き手の心を撃ち抜いてしまうのだ。心に開けられた大きな風穴を抱えた聴き手は一体なにが起こったのか考えざるを得ないが、答えはなかなか見えて来ない。しかし、それより大事なのは、彼らがいつもぼくらに触れること……とにかく、彼らはいつも触れてくるのだ。それは迂闊にも、送られてきたアルバムをうっかり聴いてしまったのが始まりだった。“初恋の嵐のファースト・ミニ・アルバム『バラードコレクション』”と口に出して言ってみた時の、滑らかでいて、ほろ苦い言葉の響きに誘われて、封を切ったが最後。“もたった”テンポのリズム隊とアンプで増幅された雷鳴のようなギターが形作る三角形の小宇宙に、僕は放り出されたまま漂っている。果たして、戻って来られるのだろうか?あらぬ不安が頭をよぎるも、やはり、これでいいのだと強く思う。そもそも、トリオ編成の若きロック・バンドが全6曲をたった一日で、しかも、ヴォーカルを含めての一発録りでレコーディングした恋愛歌集などという、あり得る限り、最も青臭いはずのそのアルバムはいま聴き返しても、全く色褪せていないのだ。これはそうそうあることではない。しかし、そうそうあり得ないはずの音楽体験がこのニュー・シングル「Untitled」では再び繰り返されている。しかも、今回の彼らは前作完成直後に脱退した谷下謙に替わり、元メロディオンズの隅倉弘至を正式なベーシストに迎え、最小限ながらダビングを重ねた、オーソドックスなレコーディングを敢行。短期間で迎えた大きな変化をものともせず、名曲3曲をものに出来たのは、ひとえにソングライターの西山達郎の、ひいては初恋の嵐というバンドの素材そのものの素晴らしさがそうさせるのであって、彼らの音楽性をして、しばしば引き合いに出されるニール・ヤングやジミ・ヘンドリックス、ビートルズといったクラシック・ロック・アーティストに対する一方的な憧憬によるものではないということはここに特筆すべきかと思う。2001年に本気で音楽を志そうという者にとって、事態はそんなに単純ではない。恐らくは過去の偉人達がなし得た数々の偉業が目の前に立ちはだかっているだろうし、それを若さという勢いのみで乗り越える術もたかが知れている。つまりは相当な負け戦を覚悟せずして臨みようがないのだ。しかし、初恋の嵐は音楽の力を追い風に勢いよく飛び出してしまったいま、圧倒的な絶望に打ちひしがれながらも、一抹の希望をきっちりと歌い込もうという気概に溢れている。愛憎半ばで揺れる「Untitled」と「フライング」に続いて、どうしようもなく音楽に魅せられてしまう男たちの心情を客観的かつ滑稽に歌う「さえない男たち」は本作を締めるに相応しい楽曲であると同時に、バンドの楽天性を見事に指し示していると思う。唐突に始まったセッションをあるがままに記録したかのようなタイトル曲を聴いてみて欲しい。ベースの持続音と遅れて入ってくるドラム、そして、西山の歌う決定的なフレーズ……「お願いだ」という叫びは宙に投げ出されると、彼らがこの曲をビートルズの「PLEASE PLEASE ME」やゼムの「BABYPLEASE DON'T GO」といったかつての名曲と同じ目線で歌っていることはすぐに分かるはずだし、バンドの全てがその一点に集約されている「フライング」の鮮やかな出だしをヘッドフォンで聴けば、目の前の風景は一瞬にして変わる。こうした奇跡のような瞬間を生み出しながら、初恋の嵐はぼくらを撃つ。一体何が起こったのか、答えはなかなか見えてこないが、本作「Untitled」は、とにかく触れてくるのだ。(ライター:小野田雄) 1st Mini Album 『バラードコレクション』 2000.12.21 Release Mule Records ANTX-1003 ¥1,760(tax in) 全作詞・作曲 西山 達郎
遠き日の過ち。それは驚愕のイクスペリエンス。 ■introducing... 取って付けたような「幸せな結末」へのアンティシズム。しかし、4畳半フォークへ6畳ワンルームからの愛に溢れる返答。学生時代を終えて、不況を言い分けに、なおモラトリアムな現代の若者に送る、ファーストなのにバラードコレクション。 分かりやすく言えばジミヘン、ニールヤングの影響を感じるが、現代に生きる健全な若者である西山達郎のフィルターを通したサウンドは、まさに遠き日の過ち。驚愕のイクスペリエンス。 本作は1日にして全ての曲をRec。手直し無し、待ったなし、問答無用の一発録り。スタジオ内のメンバーの息遣いの伝わる過剰に生々しい真のレコーディング作品であり、ひとつのアートフォームです。 『Smells Like Teenage Symphony』 2002.3.27 Release MUCT−1001 ¥1,600(tax in) 初恋の嵐が1曲参加のオムニバスCD。全16アーティストが参加したグッドなコンピ盤に、彼らの「涙の旅路」という曲が収録されています。またしても名曲です。 more info→ http://teenage-symphony.com V.A『新宿ミーティング』 2002.10.4 Release berry records TIBE-0001 ¥1,050(tax in) 2001/08/28〜30に新宿JAMと2001/08/30に新宿LOFTで行われた「新宿ミーティング01」の模様を収録した、インディーズ・シーンの最前線で活躍するバンドが一同に会したライヴCD。 初恋の嵐は「君の名前を呼べば」(バラードコレクション収録)で参加。 タワレコ新宿店+@TOWER.JP限定販売 お問い合わせはタワーレコード新宿(03-5360-7811)までお願いします。 『(この内容)C.O.A sessions』 2001.7.25 Release COA RECORDS COAR-0012 ¥2,100(tax in) ヴォーカルの西山が参加していたカントリーロックバンド「コモンビル」のファーストアルバム「(この内容)C.O.A sessions」がコアレコードから発売中。西山は4曲で作詞、作曲、ヴォーカルを担当、名盤です。 【INTERVIEW】Mule Records 在籍時のインタビュー ●direct vol.15 (2001.1) ●TIME MARKET no.39 (2001.1.28) ●GB (2001.2) ●Player (2001.6) ●GB (2001.8) ●Quip vol.26 (2001.9.30) ●B-PASS (2001.10) ●UNDOWN (2001.10.25) ●Kheer vol.11 2001.10.25) 【ARCHIEVES】 |
バラコレREC時オフショット
「バラードコレクション」レコーディング風景 2001.7.12 対バンの嵐 at 下北沢シェルター フライヤー |