【対談】沖ちづる × 藤枝憲 (Coa Graphics) 「ガケから突き落とされても歌い続けたい」 二十歳を迎えた沖ちづるが2月24日にセカンドシングル「旅立ち」をリリースする。初のバンドサウンドに挑んだ「旅立ち」は文字通り、新たな歩みを予感させる歌となった。ここでは、ファーストシングル「光」からの「旅立ち」まで、全てのジャケットのアート・ディレクションとデザインを手掛けてきたCoa Graphics・藤枝憲の目線を交えながら、沖ちづるが「光」をリリースしてからの1年間を振り返り、「旅立ち」を書くに至った今の心境を語る。 陰と陽だったら陽。何の見えないくらい眩しい光をベールにしてしまえ。 藤枝憲が初めて沖ちづるのライブを観たのは2014年の秋、11月7日。ファーストシングル「光」のジャケットデザインの相談を受け、ライブハウス、shimokitazawa THREEに足を運んだ時のことだったという。この時、沖ちづるは18歳を終えようとしていた頃だった。 藤枝 沖さんが弾き語りで登場して、自分のペースでしれっと歌って、しれっと帰っていったのが印象的でした(笑)。沖さんとは話をしたこともなくて、お互いに何者かもわからない時期だったけど、真剣さは伝わってきました。存在感があるし「自分の歌」を歌っている人なんだなって。その後、「光」のジャケットをどうするかって打ち合わせがあったんですけど、話しをしてみて、しっかりしている人だなって感じました。 沖:私は美術の勉強をしてきたので、やっぱりアートにたずさわってきた藤枝さんの話は新鮮で面白いなって思いました。 藤枝 CDを作るのは初めてなのに、沖さんは「光」のデザインのコンセプトについて、いくつかアイディアを持っていて、それをちゃんと説明できていたんですよね。ベールに包まれている感じがいいとか。あとちょっとした不思議な感じやひっかかりが欲しいとか。「うーん……」と黙ってイメージを話せない若いアーティストもいるなかで、沖さんは違いました。 沖 私は美術系の学校に通っていたんですけど、公表会とかで自分の作品のコンセプトを先生に説明しないといけないんですよね。その経験があったから、藤枝さんにもイメージを伝えられたのかな。もちろん初めてのちゃんとしたCDだったから不安はありました。でも、意見をいったら、それをどう反映すればいいのか、それとも反映させない方がいいのか、そういった話を藤枝さんともじっくりできたのでよかったです。 藤枝 実は、沖さんと話すまでは、わりと暗くて重いビジュアルをイメージしてたんですよ。 沖 ああ。「光」はわりと暗い曲ですからね。テーマとしては。 藤枝 でも、暗いなかに光がさしている曲。それに、沖さんと会ってみたら若くて、可愛らしい女の娘だった。 だから、暗い感じにはせずに、光のイメージをビジュアルにしたジャケットがいいよね、しかも説明し過ぎないものがいいよね、というところから話が始まって。でも、ファーストシングルだから、「はじめまして」というニュアンスも必要。そこからイメージを固めていきました。 「光」がリリースされたのは2015年2月25日。ジャケット写真の撮影は19歳の誕生日を迎えて2週間ほどが過ぎた12月10日に、千葉県は房総半島、九十九里の海岸で行なわれた。ちなみに「光」にパッケージされているDVDには下北沢kate coffeeでの演奏シーンが収録されているが、それが撮影されたのは沖ちづる18歳、最後の日。つまり「光」は18歳から19歳に移りゆく時期の記録でもあったのだ。 藤枝 最初から「光」をファーストシングルにしようって考えてた? 沖 「光」を含めて候補は3曲くらいありました。 藤枝 重いテーマの「光」を押し曲として、しかもシングルCDで出すんだって、びっくりしたんだよね。攻めてるなって。だから、ジャケットのビジュアルは「光」に絞って、光が差し込むイメージだけあればいい、ふわっとした光が撮れればいいんだって、思えたんですよね。陰と陽だったら、陽。何も見えないくらい眩しい光をベールにしてしまえばいいんだって。 沖 九十九里での撮影では、奇跡的に光が差し込みましたね。 藤枝 うん。「この光だ!」っていうのは一瞬だった。 沖 その瞬間、すごく覚えています。 藤枝 「初めての撮影だから、ヌケがいい海で撮影するのがいい、海が写ってなくても海岸の光がいい」って言ったのはカメラマンの笹原清明君だったんですが、きれいな光を撮ってくれました。このジャケットの写真は、後から加工をしてないんですよね。写真自体に力があって完成している。それもいいなって思います。 沖 あと私、この撮影の時に、藤枝さんに猫背を指摘されたのをすごく覚えてます。 藤枝 うん。初めての撮影だから不慣れなポーズをキメてもらうんじゃなくて、自然に動いてもらっている状態で撮ろうと、笹原君と話しをしていて。でも、ほっておくと沖さんは猫背になる。背筋を伸ばしたまま歩けない(笑)。 沖 ははは(笑)。でも、始めに考えていた、ベールに包まれている謎な感じが出た写真になってよかったです。 「どんな歌を歌う人なんだろう」って思わせてくれるジャケットにも、仕上げてもらえたし。 藤枝 で、聴いてみたらいきなりパンチのある「光」が聴こえてくる(笑)。 沖 それに強い感じがするもの、すごくよかった。 藤枝 何だろう、このぶっきらぼうな感じは。何者にもこびないみたいな。 沖 目をそらした写真だし、可愛らしくはないですよね……。 藤枝 でも、写真そのものは可愛らしい。いいあんばいのデザインだと思います。僕は、沖さんの歌は長く聴かれて欲しいと思っていて、だとしたら、誰かが10年後に聴いた時に、時代性とは関係ないジャケットの方がいい。そういう意味でも満足いくジャケットになりました。 —沖ちづるの肖像にフォーカスした不思議な写真が生まれた背景とは 沖ちづるは2015年6月10日にファーストミニアルバム『景色』をリリースした。そのジャケット写真は、あざやかに差し込む光をとらえた「光」とは打って変わり、クールな銀塩写真を思わせるモノクロ処理さが施され、まるで肖像画のようなインパクトのあるビジュアルになっている。撮影は都内のハウススタジオで、短時間のうちに終了。実は、沖ちづるがまとったベルベット生地のワンピースはショッキングピンクだったという。このジャケットが生まれるに至った経緯とは? 沖 「光」のビジュアルイメージを考えている時にも、モノクロというアイディアがあったんですが、「景色」という曲ができた時に、今度はモノクロでと思って。街中のロケーションで風景写真を撮るという話も出たんですが、最終的には自分という被写体をパキッとモノクロでみせようと思いました。 藤枝 「私」という人物にフォーカスした方が強いビジュアルになるかも。そんな意見を客観的に話してくれたので、なるほど、と。 沖 「景色」は、この先、どんな場所が待っていたとしても歩みを進めていこうという決意をこめた曲だったので、私を出した方がいいかなと。 藤枝 このジャケットに写っている沖さんの視線の先には、景色があるように見えるよね。「光」はふわっとした写真だったけど、この『景色』でパシっと沖さんに焦点を合わせた。これは沖さんのポートレート。「沖ちづる」っていう存在を感じる、すごく不思議なテンションの写真になりましたね。 沖 シリアスにしようって話が出てたかな……。 藤枝 でも、シリアスなのにユーモアもある。何だろう。この感じは。 沖 本当に、すごく不思議な写真ですよね。 藤枝 うん。表情も不思議。なかなかこれは撮れない。こういう言語化できない感じが、意外といいんだよなあ。 沖 シルエットも面白いなって思います。 藤枝 それにしても根性の座った顔をしてるなあ(笑)。 沖 この写真も、どういう歌を歌う人かわからない感じがありますよね(笑)。 藤枝 被写体として「私、曲げません」みたいな強さも出てる。 沖 このジャケットがCDショップに並んでいて「何だ、こりゃ」って思ってもらえれば面白いなって思いました。 藤枝 ねえ。でも、独特の可愛らしさは相変わらず残ってるんだよなあ。 沖 肌の質感も独特ですよね。人形っぽさもあるし。 藤枝 この『景色』も笹原君が撮影してくれたけど、笹原君はモノクロや夜の写真も、すごくいいんですよ。シルバーっぽい感触も、モノクロならではの印象だよね。 沖 このミニアルバムは「景色」も、それ以外の収録曲も共通して持っているのは寂しさ。冷たいとは、また違う感じの。その空気感を表現できた写真にもなりました。これが撮れた時に「ジャケットはこれだな」って思いましたし。 藤枝 うん。この撮影は他にも「使いたい!」と思う写真がいっぱい撮れたけど、現場でもこの写真が一番評判よかった。あと、僕のなかでは、このジャケットの印象は「ソリッド」。ちょっと突き放している感じ。無機質さのなかにある有機物みたいな、そんなクールさがあるジャケットなんですよね。 —濃密な日々を過ごしてるなあ(藤枝憲) 2015年8月19日にはファーストフルアルバム『わたしのこえ』が、9月19日には同タイトルのDVDがリリースされた。これは5月10日に下北沢にある北沢タウンホールで行なわれたワンマンライブの模様をレコーディングしたものだ。当日、撮影された記録写真を藤枝憲がレイアウトし、CDとDVDのジャケットデザインは完成をみた。なお、時系列を整理すると、3月末に行なわれた『景色』の写真撮影から、約1ヶ月半後にタウンホール公演が行なわれたことになる。 藤枝 リリースペースを考えても、濃密です(笑)。一昨年の秋に初めてみたライブから半年くらいしか経ってないのに、ライブ録音なんて。当日のライブは観ているこっちがドキドキしましたね。 沖 ライブ中は「今、お客さんに歌を届けなきゃ」という思いの方が強くて、歌うことでいっぱいいっぱいでした。録音されているんだって考える余裕もなかった。ただ、ライブ録音は面白いなって思っていて。しかもフルアルバムだし。 藤枝 恐ろしいなあ(笑)。 沖 十代最後のライブ盤は、一生でこの時にしか出せないものだし。この緊張感も、この時にしか出せないもの。 このアルバムを聴けば、19歳の自分がいつでもいるっていうのは、すごくいいなって。 藤枝 そうね。でもファーストアルバムがライブ録音なんて、もし自分だったら、緊張して絶対に楽しめないな(笑)。 沖 すごく生身な感じがしますよね。このライブの直前に喉を痛めて、場合によっては、タウンホールのライブは中止という状況でしたし……。 藤枝 濃密な日々を過ごしてるなあ。 沖 もちろん焦ったりもしましたけど、逆に歌えない期間があったからこそ、当日は歌に集中できたところもありました。 藤枝 なるほど。僕のなかでは、「光」から『わたしのこえ』までで、沖さんのひとつの流れとして繋がっている感じがしてるんですよね。 沖 そうですね。「どんな人が歌っているんだろう」と思わせる「光」や『景色』と違って、『わたしのこえ』で、やっと「ああ、この人がこういう歌を歌うんだ」と聴き手の方にわかってもらえるようになりましたね。 —「旅立ち」のジャケット写真には「どうよ!」という強さがありますね(沖ちづる) 沖ちづるは2015年11月26日に二十歳を迎え、その年末には赤坂BLITZでワンマンライブを開催。この時、初のバンドセットで披露した「旅立ち」を2枚目のシングルとしてこの2月24日にリリースする。「旅立ち」のジャケット写真で、沖ちづるは白い布をまとい、肩を出し、大人びた表情をみせている。その撮影は、沖ちづるにとって「濃密な1年」となった2015年が終わりを迎えようとしている12月15日の夕方過ぎに、とあるビルの屋上で行なわれた。 藤枝 「旅立ち」は、ここから「沖ちづるという人物」が変わった感じがする。 沖 2016年、二十歳になって初めてのCDでもあるので、去年やってきたことを踏まえた上での新たなスタートを切れるものになるといいなと思っていて。 藤枝 最初、どういうジャケットにしようかって話をしている時に、夜景っていうイメージがみえてきたんだよね。 沖 そうですね。私も、「旅立ち」を絵にした時に、こんな写真を撮ってみたいっていうのがありました。 藤枝 肩も出したし、「私、脱いでもいいかも」くらいの(笑)。 沖 そんな感じでしたね(笑)。大げさに言えば「着ていた服をすべて脱ぎ捨てる」みたいな。新しいスタートという意味も含めて。撮影の時は最初、タンクトップにショートパンツ、そこにブラウスを羽織って、さらに白い布をまとっていたんですけど、途中で絵的によくないからブラウスを脱ごうと。そんなに寒くなかったんですけど、ビルの屋上で風に吹かれながら撮りましたね。 藤枝 こっちは着込んでたけど(笑)。 沖 撮り終わった時に「まだやれるな」という気持ちはありました。楽しめた撮影でした。 藤枝 「旅立ち」のジャケットは、「光」のジャケットを並べながらデザインをしていたんですよ。「1年でこんなに変わるんだ。“女子、怖っ!”って思った(笑)。 沖 ははは(笑)。ジャケットを並べてみると、その違いが面白いですよね。 藤枝 「光」の頃の沖さんは、もういない。 沖 過去の私だ。 藤枝 それは、沖さんの去年1年間が濃密すぎたからだよ。この表情は「光」の時には撮れなかった。 沖 絶対に出せなかったですね。「光」の時はカメラのレンズも見られなかった。 藤枝 違うすごみが出てきた。去年1年間、頑張ったんだなあっていう。 沖 何か「どうよ!」みたいな感じがありますよね(笑)。 藤枝 タフさが出てきた。今では表情も作れるようになったからなあ。 沖 それは、同じチームで作ってもらえたということも理由だと思います。 藤枝 そうかも。この感じは1年間を追ってきたドキュメンタリーだよね。 沖 そうですね。「光」から『わたしのこえ』にかけての私とは違う、新しい自分が始まっていく。それはすごくいいなって思っています。 藤枝 やっぱり、「旅立ち」を書くに至った心境の変化はあったの? 沖 去年は、自分の存在を知って欲しい、自分の歌を聴いて欲しい、という気持ちばかりが強かったと思うんですけど、今は、他者にしっかりと届くもの、聴き手の方が自分の立場に置き換えて聴いてもらえるものをちゃんと書きたいなという気持ちが強くなりました。だから「旅立ち」の歌詞は、自分と他者が重なるところも、そうでないところも、両方含んだ歌詞として書いたものです。 藤枝 で、「旅立ち」でやっとバンドサウンドだからね。新鮮だった。 沖 でも、「旅立ち」に入っている他の2曲は弾き語り。その感じを残しつつ、バンドサウンドにもこれからはトライしていきたいですね。 —追い込まれた瞬間だから掴める歌がありますね(沖ちづる) 沖ちづるは今、「新しい自分」としてスタートを切りたいという。聴き手の立場にも置き換えられる歌を書きたいともいう。「私の歌」から「みんなの歌」へ。ストーリーテラーとしての成長をみせる象徴的な楽曲が「旅立ち」というわけだが、このシングル盤には、中学生の沖ちづるが二十歳の自分にむけて書いた手紙をモチーフとした「二十歳のあなたへ」というパーソナルな曲も収められている。二十歳となった今の心境や、歌い続ける決意は如何なるものなのか。 沖 二十歳になって、ようやく自分の心と年齢が近づいてきた気がしています。あまり十代らしい青春を味わえてなかったので……。 藤枝 去年、沖さんと接していて、中身はぜんぜん十代には思えなかった。ようやく折り合いがついてきたところなんだ。 沖 そうですね。ずっと十代の頃から老いる自分を想像していていましたし。 藤枝 冷静だなあ。確かに沖さんの歌を聴いても、世の中の十代の人が聴くような歌に影響を受けてる感じじゃないもんね。 沖 十代の頃に聴いていた歌が、今の自分の歌に繋がっている感じはないです。それに今、ひとつの方向性として「この人みたいな歌を書けるといいな」という存在がいないことはないんですが、じゃあ、それを自分でやろうとしても上手くできないことの方が多いんです。器用じゃないので……。 藤枝 とはいえ、歌の完成度は上がっていていると思いますよ。ライブも演出を含めて、歌を聴かせるための表現ができてきているし。1年前と比べて、意識の持ち方がぜんぜん違うな、と感じます。 沖 やっぱり、ひとつのことが終わると「もっとこういうことができたな」という思いが沸いてくるので、それを次の機会に活かしていくようにしています。 藤枝 その変化が、このスピードで起こっているっていうのは、1回1回、やることの密度がすごく濃いから、経験値がグンと上がってるんだとしか思えない。 沖 でも、まだまだないので、いつか「これがすばらしいものなんだ」と思えるところまで辿りつきたいです。死ぬまで辿りつけないかもしれませんが。 藤枝 もしかしたら、頑張っても変わらない、もしかしたらマイナスになる年もあるかもしれない。でも、続けることが大切だと思う。と、言うのも、2015年の沖さんは「やらなきゃ」って勢いで進めてこられたけど、2016年には「私、次はどうしよう、ここからどうすればいいんだろう」と悩む時がやって来るような気がしていて。だいたい2、3年毎に、ひとつの山場がやって来ることが多いから。そういった苦境を沖さんがどう乗り越えていくのかなって思う。 沖 はい。 藤枝 音楽って「ずっと続けていくんだろうな」という人が、2、3年後に心がポキッと折れてやめることもあって。特に今は、やり続けることがしんどい時代だし……。最初のドキュメントに関わった人間として、いちウォッチャーとして、40歳を過ぎても歌っている沖さんを見届けたいんですよね。 沖 その時もデザインしてください……。 藤枝 だから「旅立ち」の次の何かを、続けるためのエネルギーを、掴んで欲しいなって。そうしたら、また2、3年は続けていけるので。 沖 「光」は、自分の心がダメになって、落ち込んでいる時だから書けた曲でした。そういう追い込まれた瞬間に、人は何かにすがるようにいい曲を歌ったりするので…… 藤枝 ねえ。 沖 それは、やろうと思ってできるものではないけど、そういう苦しいところから生まれるすばらしいものを掴むために、続けていきたいと思います。 藤枝 続けたから歌える曲があるし、ファンはそういう歌を聴けるのが幸せ。沖さんが40歳になったから、例えば母親になったから、書ける曲がある。そういう、その時々の沖さんにしか書けない曲、やり続けたから書ける歌を聴きたい。沖さんには歌い続けてほしいなあ。だから……、音楽を嫌いになるほど、無理しすぎないでください(笑) 沖 ありがとうごございます(笑)。実際、まだいろいろなことを味わえてないので。味わえるんだったら、そういう人生の方がいい。 藤枝 うん。そう思う。 沖 「旅立ち」から、またスタートしていく自分は、去年の自分とはぜんぜん違っています。「旅立ち」のジャケットの写真からも伝わってくる「どうだ!」という気持ちで、挑戦していく1年にしたいと、すごく思っています。あがいてでもいいから、もっと聴いて欲しいという思いが強くて。そのために自分のなかでも戦って、ボロボロになっても猪突猛進でぶつかっていきたいですね。ガケから突き落とされるくらいの勢いで。 藤枝 挫折があっても、そこから這い上がっていくという。 沖 そうですね。でも、ガケから突き落とされることは、ガケまでよじ登っていかないと味わえないこと。だから、逃げずにちゃんとやっていきたいです。 [SPECIALページに戻る] [むこうみずレコード TOPページに戻る] Copyright (C) MOVING ON,INC. All Rights Reserved.
|